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二月の勝者 14巻のあらすじネタバレ

漫画 二月の勝者
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全然知らない中学受験について知ろうと思い、読んだ漫画。すごくよかったです。

『二月の勝者』14巻のあらすじとネタバレを書いていきます。受験情報つきです♪

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十二月の宣誓

雪が降り始める。
佐倉先生は、去年、入試会場で黒木先生とはじめて会ったのを思い出していた。

桜花にて、冬季講習3日目

12月26日、冬季講習3日目

Rクラスの生徒たちも、志望校のテスト慣れをしてきていい感じ!

2月1日の前に、1月の前受け受験がある。
桜花で一番早い生徒の入試は、地方の中学の首都圏入試で1月6日。

フェニックスにて、冬季講習2日目

一方、フェニックスでも冬季講習2日目。
毎日、前日の模擬テストの成績で席替えが行われる。

灰谷先生は、黒木と土壇場で「開成」を目指す上杉海斗にライバル心を燃やし、
「『勝つ』ための授業をしよう!」
と授業を開始。

十二月の糸口

12月27日

1月の前受け校も、みんな決まった様子。

Rクラスの1月「前受け」作戦

一番下・Rクラスのほとんどの生徒は、1月「前受け」で「小学大九州」を受験するが、
過去問の対策は必要ないと黒木は言う。
理由は、全員合格するから。

1月の「前受け」する3つの理由は

  1. 本番慣れ
  2. 立ち位置の確認(模試代わり)
  3. 合格」して、自信をつけさせる

結果や順位などのデータを公開する学校が多く、模試代わりと言っても、模試ではなく「本番」として受験できる貴重な機会になる。

一番下のRクラスは、自信をなくしている生徒が多く、「挫折」ではなく「成功体験」がこの時期必要。

佐倉は黒木にも相談し、今川 理衣沙にこの方法を試してみることにした。

理衣沙はお母さんに言われるまま、どう足掻いても得点が不可能な「吉祥寺女子」の問題しかやらせてもらえてない。
「今」、「自分の実力」で合格できるかもしれない学校の存在を知ることは、彼女を救う糸口になり得るのでは
と佐倉は考えたのだ。

合格可能圏内にある「小学大学九州」の過去問を解かせることにより、理衣沙は自信を取り戻したかのようにみえた。

Aクラスの1月「前受け」作戦

真ん中・Aクラス1月「前受け」は、1月の合否で2月の作戦を練るという役割もある。
桂先生は、2月の受験校に似た偏差値帯や出願傾向の学校の受験を促した。

1月の「前受け」は性格を考えた順番で計画を組む

合格不合格
自信につなげられるケース実際落ちる悔しさに発奮して、頑張れるケース
油断して、残りの日々に失速するケースメンタルが強く保てなくなり、総崩れのケース

しかし、その時になってみないと、どっちに転ぶかわからないことも多い。

  • 自信をなくした生徒→さらに「受かりそうな学校」の受験を追加
  • 調子に乗った生徒 →「受からなさそうな学校」の受験を追加

追加のないよう、「合格」と「不合格」を一つずつ取らせる作戦を練る。

Ωクラスの1月「前受け」作戦

最上位・Ωクラス1月「前受け」受験は、とても「お試し」などと呼べない“熾烈なデスロード”になる。
戦略的に考えないといけない。

十二月の悔恨

悔恨(かいこん)とは・・・後悔し残念に思うこと。くやむこと。

最上位・ΩクラスもAクラスと同じく、立ち位置の確認としての1月受験が基本。
それに加え、トップを目指すレベルの子は腕試しもしたがるので、タイトルホルダー狙いの受験になりがち
遠征して受験する子もいる。

12月31日、大晦日

桜花の昼食タイムに佐倉は潜入捜査し、子どもたちが今夜観るテレビ番組の話題で持ち切りだったのを報告。

黒木は、全クラス生徒を招集する。
テーマは「年末年始の過ごし方」

中学受験経験者の木村先生が話す。
アイドルオタクの木村先生は、みんなの観たい気持ちがよくわかるが、何年か前に生徒に
「ライブを観てもいいか」聞かれ、
「たった二時間の息抜きくらい大丈夫だろう!」
と言ってしまった。

その後、彼は正月特訓から最後まで、精彩さが表情に戻ることはなかった…。
木村先生は「観てもいいよ」と言ったことを、たった二時間の許可を出したことを、今でもずっと後悔していた。

一月の開幕

12月31日、大晦日の夜

それぞれみんな、自宅で年越しをしていた。
木村先生の言葉が響いた子も、響いてない子もいる様子。

桜花ゼミナールでも、講師陣に年越しで帰るよう黒木は促す。
講師たちは、ひとり塾に残るであろう黒木のために、差し入れを冷蔵庫に入れて帰った。

一月の始動

1月2日
冬季講習、後半戦。

講師たちは、それぞれクラスに合ったやり方で、1月受験に向け鼓舞した。

黒木は講師たちに、各生徒の1月受験校&「受験番号」の聞き取りができているか確認する。
塾側が合格実績を確実に把握し、「来期の顧客獲得の宣伝材料」とするためである。

今川 理衣沙大内 礼央の家では、1月の前受け校をお母さんが本人に聞くと、
「うん、ママがいいならそこで。」
と同じ返答をした。

一月の初陣

初陣(ういじん)とは・・・初めて戦いに出ること。その戦い。
武士の初陣の年齢は、元服前後の10代前半が多く、親は子の将来の安寧を願って必ず勝てる戦いに参加させる傾向があった。

出典:『二月の勝者』14巻

1月6日
桜花ゼミナール吉祥寺校、今年度・小6生の1月受験・初日。

受験生集合時間の二時間前6:30に、講師たちは生徒激励のため、「小学大学九州」試験会場前に集合していた。
他の塾もズラっと並んでいる。

生徒たちが次々来て、佐倉たちはぎゅっと握手し、応援の声をかけていく。
結局、今川 理衣沙は出願したのに現れなかった。

石田 王羅に会えたら、自身の言葉で心から励ましてあげてください
と、黒木から特命を授かっていた佐倉は、無事王羅に会い、声をかけることができた。

一月の独行

出典:『二月の勝者』14巻

「小学大学九州」の受験日と同時刻。

黒木は一人、「海王」入試会場へ島津 順の応援に行っていた。
「海王」は東海地区私立中トップ校で、愛知県の中高一貫校・全寮制
偏差値70の「特別給付生枠」があり、学費と寮費の奨学金が出るのだ。

佐倉が王羅くんに会えた様子を黒木に報告すると、黒木は笑顔を見せ、周りはビックリ。

一月の発表

出典:『二月の勝者』14巻

1月8日
「海王」合格発表の日。

「海王」(特別給付生枠)の合格者に、島津 順の受験番号があった。
喜ぶ講師たち。
順のお母さんからも、塾に喜びの電話が入った。

同日、加藤 匠は「札幌ラ・セーヌ」中を受験。
「青森黒薔薇女子」中をAクラス・二羽 由美里とRクラス・大内 礼央受験した。
礼央は、テスト中に体調を崩してしまい、教室を出たらしい。

二日後、1月10日に「札幌ラ・セーヌ」、「青森黒薔薇女子」ともに合格発表。
6日受けた「小学大学九州」の合格発表も。
そして、1月10日は「埼玉入試」も解禁日でもあり、首都圏入試の火蓋が切って落とされる日。

埼玉の中学には、受験者数が延べ一万人の、全国で一番大規模なところもある

「吉祥寺校、かつてないほどの合格実績を獲るために!
ド派手に!仕掛けていきますよ!!」

と講師陣に、声をかける黒木だった。

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