毎週楽しみにしていた、日本テレビのドラマ『二月の勝者-絶対合格の教室-』が、ついに最終回を迎えました!
ドラマ『二月の勝者』は、高瀬志帆さん原作の、中学受験の実態をリアルに描いた人気漫画がドラマ化されたもの。
現時点で、漫画ではまだ二月にいってなくて完結しておらず、ドラマオリジナルストーリーとなります。
作者の高瀬さんも、「演出方法が違う」とおっしゃってます。
よく聞かれるのでこちら!→漫画での受験本番の様子は前からがっつり決めているので、ドラマと合否結果が同じでも演出方法が違うので、ドラマでやったからといって漫画は変更はしないので、そこはお楽しみにー!👍そしてたぶん、 つづく
— 高瀬志帆@「二月の勝者」14集12月発売予定 (@hoshi1221) December 13, 2021
漫画と比較した、『二月の勝者』ドラマ最終回の感想です。
キャスト
ドラマ『二月の勝者』のキャストはこちら。
柳楽さんも井上さんも、加藤シゲアキさんも、子どものころから芝居をしていたという共通点がありますね。
彼らが子役時代も記憶にあるので、生徒役の子たちが多い中、成長して演技をされているのに感慨深い…(勝手に)。
出典:日テレ『二月の勝者』フォトギャラリー
漫画では、佐倉先生が塾に新卒で講師として就職の設定なのに、ドラマでは、井上真央さんが中学教員出身の設定で、ベテラン感がありました。
もちろん井上真央さんはすばらしい女優さんですが、フレッシュな新人講師が、子どもたちと成長していく感じがよかったな…と個人的には思いました。
出典:日テレ『二月の勝者』フォトギャラリー
黒木先生・灰谷先生は、柳楽さんと加藤シゲアキさんにぴったり!
出典:日テレ『二月の勝者』フォトギャラリー
ドラマでは、木村先生はコメディ要素がプラスされて、違うキャラに感じました(^^)
出典:日テレ『二月の勝者』フォトギャラリー
柴田まるみちゃんが、漫画では名前にちなみ「髪の毛のフォルムがまるい」とあったのに、ドラマでは「一つ結び」でまるみ感はなく、市川海老蔵の長女・ぼたんちゃん(浅井 紫 役)がそれに近かったです。
「大人の事情かな…」と勘ぐってしまいました。
出典:日テレ『二月の勝者』フォトギャラリー
島津 順くんが、漫画ではもっと嫌味な感じだけれど、ジャニーズJr.の羽村仁成くんでだいぶカッコ良かったです!
島津 順くんのお母さんも、漫画では塾でずっとしゃべり倒すキャラだったのに、遠藤久美子さんで大人しいお母さんに変わっていました。
生徒の親たちが、なかなか豪華キャストで楽しめました♪
上杉 海斗くん役は、伊藤 駿太くんが、陸斗くん役の双子を一人二役で演じていました。
予算の問題かもしれないけれど、そこはやはり双子の子に演じてもらいたかったなあ。
しかし、それぞれみんな生徒たちの演技がすばらしくて感動!!
また子役のみなさんの、今後の活躍が楽しみだね♪
ストーリー
『二月の勝者』ドラマと漫画でストーリーの違いです。
ドラマの最終回(あらすじネタバレあり)も。
『二月の勝者』ドラマと漫画の違い
漫画では、エリート塾が「フェニックス」。
ドラマでは、「ルトワック」に名称変更。
実際ある「SAPIX」を想起するからかな?
漫画では、佐倉先生が空手経験者 → ドラマでは、弓道経験者に。
ちなみに作者の高瀬 志帆さんも、極真空手の経験者だそう。
漫画では、心を落ち着かせる方法として、空手の呼吸法を、佐倉先生が生徒たちに伝授していましたが、ドラマでは普通の深呼吸に。
ドラマでは、灰谷先生が黒木先生のストーカーみたいになっていて、つっこみたくなりました。
講師たちの憩いの場「井の頭ボウル」が、ドラマで新しくプラス。
ボウリング食事処という、斬新設定の必要は謎。
漫画では、講師たちの付き合いはなくドライに描かれています。
ドラマオリジナルキャラクターのマスター大森 新平と、一人娘の大森 紗良のアクセントはわかりやすくよかったです。
『二月の勝者』ドラマの最終回(あらすじネタバレあり)
『二月の勝者』ドラマの最終回(あらすじネタバレあり)です。
※一部、漫画と学校名が違います。
加藤 匠は、「海堂」合格で、ジャイアントキリングを達成。
上杉 海斗は、「開成」は届かなかったものの、順といっしょにチャレンジできて満足。
今川 理衣沙は、苦戦を続けたが、最後に1つ合格を決めた。
島津 順は、経済的理由により第一志望だった「開成」は辞退し、「都立大石山」に行くことに。
無料塾・スターフィッシュの二人も、都立中合格◎
灰谷先生と黒木先生も和解。
桜花ゼミナール・吉祥寺校は、合格者を多数輩出したことで、翌期の入塾説明会は大盛況に!
佐倉先生はもう一度、自分自身と自分の夢と向き合うため、桜花を辞め、中学校の教師に戻ることにした。
佐倉先生も、6年生の生徒たちと卒塾したのだった。
音楽
ドラマ挿入歌も、
「パーラーパッパッパー♪」
「がんばれ がんばれ 受験生♪」
とかキャッチーで、耳に残るものが多かったです!
ドラマ『二月の勝者』の音楽はこちら。
テーマソング
テーマソングは、NEWSの「未来へ」
灰谷先生役・加藤シゲアキさんのいる、NEWSです!
9人グループとして2003年にスタートしましたが、いろいろあって3人になったのもあり、応援したい気持ちが溢れます…(勝手に)。
が、それを置いておいてもいい曲で、普通に3人でも壮大さがありすごいなあと思いました。
「未来で共に笑おう」
という歌詞が、心に響きますね。
主題歌
主題歌は、DISH//の「沈丁花」
はじめ聞いたときは、NEWS「未来へ」に比べ、そんなに特徴ない感じでパッとしなかったのですが、何度も聞いていると、いい曲!
ほどよく力を抜いたリアル感があり、口ずさみたくなる曲調です。
勇気や元気を与えてくれる、沈丁花のような優しい曲。
ちなみに、役者として活躍もされている北村匠海(Vo/G)さんも、小3でスカウトされ、9歳でCMデビューしています。
ドラマに出てきてくれたらうれしいな、と淡く期待しましたがそれはなかったですね。
いろんな方面で才能があって、すばらしい…!
まとめ
ドラマ『二月の勝者』では、貧困や塾のブラックな部分はそんなに触れられておらず、中学受験のエンタメとして観やすいものと感じました。
役者さんや、音楽、オリジナルストーリーとともに満足でき、すごくよかったです。
「首都圏の中学受験」という少しニッチなテーマなので、同じく受験ドラマの東大『ドラゴン桜』と比べると、華やかさはないのかもしれませんが、刺さる人には刺さりまくります!
ドラマは希望を感じる終わり方で、年末に元気をもらいました。
素敵なドラマを、ありがとうございました!
受験で合格することが、最終目的ではない。
ドラマ『二月の勝者』最終回・黒木先生の言葉より
受験を通して、学ぶことの喜びや己に勝つことの尊さを知った者が
未来を切り開いて行く「本当の勝者」
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