全然知らない中学受験について知ろうと思い、読んだ漫画。すごくよかったです。
『二月の勝者』20巻のあらすじとネタバレを書いていきます。受験情報つきです♪
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二月の驚喜
2月5日 夕方
男子・最高峰「筑駒」の発表。
フェニックス吉祥寺校の「筑駒」合格数は12名、「開成」19名で過去最高。
合格者は、かぶっている。
17:30
電話しながら島津 順の祖母宅に帰ってきたお母さんは、順に「開成」繰り上げ合格を伝える。
家族みんなで歓喜!
- 「開成」…島津 順 補欠○
出典:『二月の勝者』20巻
繰り上げ合格の連絡を受けた桜花ゼミナールの講師陣も、涙を浮かべて喜んだ。
18:30
桜花に戻ってきた黒木の奢りで宅配寿司を食べながら、佐倉は繰り上げ合格を「ラッキー」と表現。
黒木は反応する。
補欠合格は「ラッキー」ではなく、合格者との差は紙一重。
紛れも無い「勝者の座席」。
出典:『二月の勝者』20巻
二月の波及
2月5日 19:40
- 「日照大文京」…武田 勇人 補欠○
補欠合格で、武田親子が塾に直接喜びの報告に来た。
20:00
- 「法陽大附属」…田中 利休 ×
- 「法陽大附属」…大友 真千音 ×
「法陽大附属」の最終日は、倍率が高い。
二人とも、進学先を押さえた上でのチャレンジだった。
20:30
- 「巣比率第二」…原 秀道 ○
出典:『二月の勝者』20巻
これで、今年度の桜花ゼミナール吉祥寺校6年生、32人全員が「合格」を手にすることができた!
途中、上の個別塾に移った元Rクラス石田 王羅も含んだ結果である。
- 「照星」…石田 王羅 ○
二月の快挙
桜花ゼミナールにて
2月5日 21:00
塾で「全落ち」の生徒がいない学年は珍しく、黒木は「絶対合格の教室」を作り上げたことになる。
佐倉は、2月に入ってからこの仕事があまりにも向いてなく、辞めることまで考えたが、今朝の雪の中の応援で心を揺さぶられ、やはり今後も吉祥寺校で頑張りたいとの思いを吐露した。
しかし、黒木は水を差すようで恐縮ですがと、
「そろそろ講師の異動があります。」
と伝えた。
講師は、受験が終わってすぐ新学年がスタートする前に異動先に移るのだ。
その流れで早速、佐倉は黒木と異動に関する面談へ。
橘先生は、なにやら「新しい部署」に異動することを匂わせていた。
スターフィッシュにて
無料塾・スターフィッシュでは、時間がきたので吉祥寺公共施設会議を一旦撤収。
まだ勉強したい人は、スターフィッシュ本部に移動することに。
2月5日 21:40
フードバンクにより寄付された軽食を食べながら、中3や高3生たちは勉強の追い込み。
フードバンクとは・・・ 安全に食べられるのに包装の破損や過剰在庫、印字ミスなどの理由で、流通に出すことができない食品を企業などから寄贈していただき、必要としている施設や団体、困窮世帯に無償で提供する活動 (参考:一般社団法人全国フードバンク推進協議会)
先生たちは手一杯で質問も回らず、ショーマもどうしようか考えあぐねていたところ、黒木が颯爽と現れた。
ショーマはこっちに来てて大丈夫か心配するも、黒木は、
「桜花生徒32人、全員合格したので、ここに来ました。」
と説明し、生徒の勉強サポートにまわる。
高校受験も、あと16日。
二月の銘銘
銘銘(めいめい)とは・・・ おのおの。それぞれ。=面面
スターフィッシュのみんなが帰った後、一息ついてショーマと黒木は話していた。
スターフィッシュは、桜花の社長からの毎月の潤沢な寄付をはじめ、フードバンクや近くの飲食店の差し入れや寄付など、多くの方々の支援でやれていた。
ショーマは黒木のおかげだと感謝するも、黒木は
「俺じゃないよ。そもそもここ、始めたの、『ダイキ』だから。」
と返す。
最初は塾に行けない中学生のために始め、全ての「勉強したい人」を助ける活動に至ったそうだ。
黒木は、今はダイキと連絡を取ってないようだが、
「あいつのことだから、どんな場所でも、どんな相手でも、きっと仲良く、元気にやってると思うよ。」
と信頼を寄せていた。
一方、そのころ、佐倉は考え事をしながら帰り道を歩いていた。
黒木との異動に関する面談で、なにやら「二択」の人事案を打診されたよう。
2月6日 10:55
桜花では、久しぶりの早朝応援ナシの朝。
11:00
- 「新宿学園新宿」(第一志望)…馬場 亜蘭 ○
英語入試ではなく、一般入試での合格。
しかも、倍率や難度が一番高い最終日の試験だった!
13:00
- 「四畑国際」…北条 香梨奈 補欠○
「新宿学園新宿」と「有栖川」の最終発表で、国際系の学校に動きが出た様子。
- 新宿学園新宿=渋谷教育学園渋谷?
- 有栖川=広尾?
- 四畑国際=三田国際?
2月6日 14:55
毛利 光のお母さんは、「OK中等部」の発表を前に緊張で気分が悪くなっていた。
15:00
- 「OK中等部」…毛利 光 ○
光が生まれてから、代々慶應の義実家から「光を慶應に入れる」プレッシャーに押しつぶされそうになっていたお母さん。
小学校受験はうまくいかず、ついに悲願の合格…!
開放感から、自分のご褒美に957,000円の腕時計をポチッと衝動買いした。
出典:『二月の勝者』20巻
二月の戦友
偶然、直江 樹里の両親が経営する美容室に入り、カットとカラーをする島津 順のお母さん。
中学受験の話題で盛り上がる。
2月6日 17:00頃
桜花に顔を出した福島 圭は第二志望合格でも嬉しそうな顔だったが、圭のお母さんは密かに繰り上げ合格をまだ待っている様子。
17:30頃
「くれっぐれも!他の子への配慮をね、しっかりとね」
とお母さんから念を押された直江 樹里は、明るく桜花のドアを開けると、柴田 まるみと鉢合わせする。
まるみの手にある合格短冊を見て、また樹里に配られた合格短冊を見て、お互い「女子学院」がダメだったことを知る。
「となりどうしで貼ろう?」
と同時に言って驚き、さらに
「違う学校になっても、仲良くしてね。」
と同時に笑顔で言った。
出典:『二月の勝者』20巻
二月の短冊
桜花ゼミナールにて
6年生が次々と桜花に報告に来て、合格短冊が貼られていく。
2月6日 18:00頃
島津 順親子も挨拶に来て、「開成」合格短冊を一番上の目立つところに貼る。
順のお母さんは、再就職先の給料や、実家の援助でなんとかやっていけるため、「開成」の奨学金は申し込みしなかったことをこっそり黒木に伝えた。
19:00頃
上杉 海斗親子が挨拶に来る。
海斗は「東央」に進学を決めた。
順の「開成」合格短冊を見た海斗に、黒木は
「開成、今年は、繰り上げ合格者が一名出ました。」
と伝える。
出典:『二月の勝者』20巻
「ししょー、まじかっけえ…!」
と喜ぶ海斗。
「そうなんですよ。君たちはみんな、かっこいいんです。」
と黒木は呟いた。
フェニックスにて
一方、フェニックスでは、上杉 海斗の双子の兄陸斗も「麻布」合格の挨拶に。
「神7」と呼ばれる生徒たちは全員御三家に受かり、フェニックス吉祥寺校の御三家合格数は去年を上回った。
しかし、灰谷先生たち講師陣は、どんなにいい結果が出せた年でも、手放しに喜べたことはないと浮かない顔だった。
まるみの帰り道
桜花からの帰り道、柴田 まるみはすでに気持ちに折り合いをつけているようで明るく、お母さんは新生活を思いっきり応援しようとしていた。
そのとき、お母さんの電話が鳴る。
二月の飛翔
まるみのはじめての電話
「吉祥寺女子」からの電話だった。
「さっき買ってもらった、これ…今すぐ、使ってみても、いい…?」
とまるみは涙を浮かべながらスマートフォンを取り出し、樹里に電話をかける。
- 「吉祥寺女子」…柴田 まるみ 補欠○
出典:『二月の勝者』20巻
まるみは、樹里と同じ「吉祥寺女子」に繰り上げ合格した。
黒木からの卒業
黒木は少年Aの家で、ドア越しに少年Aと話をしていた。
全員が合格したものの、やっぱり悔いは残ると話す黒木に、少年Aは
「それは黒木先生のせいじゃないでしょ。」
と言う。
「黒木先生のせいじゃないし、本人のせいでもないし、誰のせいでもないよ。
だから、俺のことも、先生のせいだなんて思わないで。」
少年Aも、黒木からの卒業へと向かっていた。
都立中高一貫校の発表
2月9日 9:00
都立中高一貫校の発表日。
- 「都立三方」…三浦 佑星 ×
- 「都立大石山」…島津 順 ○
出典:『二月の勝者』20巻
都立中高一貫校は倍率が高く、シビアな受験。
それでも「都立大石山」を勝ち取った順はすごいが、「開成」進学のため早めに辞退しようと順のお母さんは考えていた。
二月の憤怒
2月10日 13:00
桜花の講師たちは、6年生の卒塾の会と同時に、新入生説明会の準備も行う。
出典:『二月の勝者』20巻
16:00頃
準備もできて一休みしようとしていたときに、桜花に島津 順が駆け込んできた。
黒木先生に話があって、小学校からランドセルのまま急いで来たと言う。
「あの…実は…」
順の発した内容に、言葉を失う一同。
出典:『二月の勝者』20巻
佐倉は、今まで一年黒木先生を見てきた中で、あれほど「怒り」を感じたことはなかった。
(でもーーーと続いており、順が黒木に何を言ったかは不明のまま)
6年生たちが、次々と集まって来る。
桜花ゼミナール今年度の6年生、最後のイベントが始まろうとしていた。
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