全然知らない中学受験について知ろうと思い、読んだ漫画。すごくよかったです。
『二月の勝者』16巻のあらすじとネタバレを書いていきます。受験情報つきです♪
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一月の決壊
決壊(けっかい)とは・・・堤防やダムなどが切れて崩れること。また、守りが崩れること。
1月24日
「新宿海浜」がまさかの不合格で、前田 花恋は涙ぐむ。
お母さんは優しく声をかけるが、「勉強する」と言って、自分の部屋に引きこもってしまう。
花恋のお母さんは、塾を休む連絡を黒木にする。
黒木は、耐えている花恋の様子を聞き、静観することに。
桜花ゼミの講師たちは、情報共有。
「舞浜」も結果が出ていた。
- 本多 華鈴(Ωクラス)○
- 村上 一真 ×
- 田中 利休(Aクラス) ×
橘先生は、田中 利休が心配。
2月1日 チャレンジ校 → 午前中を安全校
に変更を勧めるよう、黒木から指示される。
出典:『二月の勝者』16巻
Aクラスのもう一人気がかりな生徒は、原 秀道。
練習受験はしないという家庭の方針により、秀道の一月受験校は明日の「立聖埼玉」のみ。
- 立聖埼玉=立教新座?
しかし、12月の模試では「E」判定であった。
1月25日
「立聖埼玉」試験
1月26日
「立聖埼玉」結果
- 原 秀道×
秀道のお母さんから塾に不合格の連絡がきたが、本人はケロっとしてるとのこと。
実際、午後に登塾してきた秀道は、鼻歌まじりだった。
花恋は今日も、塾を休んでいる。
夜10時半過ぎ、花恋のお母さんから塾に電話がかかってきた。
「新宿海浜」不合格から勉強にあけくれていた花恋が、お母さんの前で大声で泣き崩れた様子を聞き、黒木は安心する。
一月の序幕
出典:『二月の勝者』16巻
1月27日
不安要素のある2家庭に対し、保護者面談を実施。
①今川 理衣沙の最終面談
今川 理衣沙の母、紹子。
「行ってもいい」と本気で思う学校以外は受験しない方針だと言う。
黒木先生は、お母さんにリストを差し出す。
2月3日以降も受験を行なっていて、理衣沙の実力なら合格できる学校の併願プランだった。
理衣沙のお母さんは、
「受からなかったら地元の公立中に進学するだけなので、大丈夫です。」
と押し返す。
黒木は、お母さんに理解を示し、
「単純に『心のお守り』として頭の隅に置いて頂けましたら。」
と言って、なんとかリストを受け取ってもらった。
②原 秀通の最終面談
原 秀通の母、さとね。
理衣沙のお母さんと同じく、「行ってもいい」と本気で思う学校以外は受験しない方針だと押し返し、
「単純に『心のお守り』として頭の隅に置いて頂けましたら。」
という黒木の言葉も、響かない様子。
大人しく真面目な秀通の性格は内申に有利で、中学受験で満足な結果を出せないのであれば、高校受験で大学付属を狙うほうが効率がいいと判断したと言う。
しかし、それは秀通ではなく、両親の考えだった。
なんとかリストは受け取ってもらった。
2家庭とも納得いってないようで、佐倉には同じ流れに見えたが、
- 今川さんは、「わかっていない」
- 原さんは、「わかっているからこそ」
という点が違うと黒木は言う。
それぞれ2月決戦へ向けて
それぞれの家庭・塾でも、2月決戦へ向けて動き出している。
桜花ゼミナールでも、入試激励会の準備をしていた。
一月の壮行
1月31日
2月決戦前日に、塾にて入試激励会。
大内 礼央は不参加。
前田 花恋も来ていない。
出典:『二月の勝者』16巻
算数の非常勤講師・栗田 頼子は、もう成人している元・中学受験生の娘二人と作ったお守りを人数分用意していた。
栗田先生は、娘二人の受験勉強に付き合った後、「中学受験塾で教えてみたい」と思い、講師になったのだ。
黒木先生は、そのお守りを、神社で祈祷してきた。
桂先生は、本部から届いた恒例の「必勝」ハチマキをどうするか、黒木に尋ねる。
「そういうものを頭に巻いたことは一度もありません。」
と答える黒木。
今までフェニックスで、ゲン担ぎ的なものはやらなかったのだ。
しかし、自らハチマキを巻き締め、講師たちも一体感が生まれた。
そこへ遅れて、花恋が現れた。
一月の激励
出典:『二月の勝者』16巻
「入試激励会」=「最後の授業」がはじまる。
講師たちが、生徒一人一人に励ましの言葉をかけ、栗田先生のお守り入り封筒を配っていく。
原 秀通には黒木から。
「これは、『あなたの受験』です。
『あなた自身』がどうしたいか? 自分で自分に問いかけてみてください。」
秀通は、判然としない様子。
試験会場入り口で親と別れた後、自分がひたすら磨き続けてきた武器で、自分だけ、たった一人で、戦いに向かうのは、最っっっ高にカッコイイ
と黒木はみんなに伝えた後、花恋に
「あなたの『武器』はなんですか?」
尋ねる。
「私の『武器』は数えきれないほどあるけど、一番新しい「『武器』は、『転んでも、立ち上がる』力」
とキッパリ答えた花恋。
女王復活であった。
一月のエール
出典:『二月の勝者』16巻
封筒を生徒みんなに配り終えると、講師から一言ずつエールを送る。
(アイドルオタの)木村先生:君たちが僕にとって一番の「推し」。
いよいよ本番のステージです。全力で推し続けます…!!
橘先生:特に大きな病気や怪我もなく今日を迎えられて本当によかった!
「支えてくれて、ありがとう。」と忘れる前に、ご家族に伝えてほしい。
桂先生:「憧れ」られる場所や、人との出会いは大事で、そういった対象に巡り合えたその時には、是非、その憧れの気持ちに素直になってほしい。
佐倉先生:明日の受験を迎えられることができたなら、この先ずっと、そのことで自分自身を誇っていいと思う……!
黒木先生:皆さんが無事、試験に全力で挑めるよう、心から祈ります。
二月の前夜
出典:『二月の勝者』16巻
いつも通り子どもたちは、じゃれ合いながら帰っていった。
明日以降、全員の受験が終わるまで、ここに来ていいのは、「笑うことのできない生徒」のみ。
講師たちは、受験校応援の打ち合わせ。
桜花の生徒が受験する学校は、必ず全桜花の講師でカバーするようになっているのだ。
朝早いので、講師たちも次々に帰るが、家の遠い木村先生と黒木先生は塾に泊まる。
橘先生が残る人にと差し入れをくれたので、佐倉もいっしょにいただくことに。
佐倉は去年を思い出し、明日がちょっと怖い、震えがくると二人に吐露するも、
黒木は、
「『震え』なら今でもある。
ゾクゾクする『受験ハイ』の虜、なんですよ。」
と受験塾に勤め続ける理由を語った。
塾講師にとっても、一年で一番、濃くて、熱い日々が始まろうとしていた。
二月の背中
出典:『二月の勝者』16巻
2月1日 7:00
佐倉は、「吉祥寺女子」の校門前へ。
通勤ラッシュの中、受験生もそれぞれ電車で向かう。
柴田 まるみは不安だったが、校門前で、桂先生・直江 樹里に会い、目に力が戻る。
「ママ、信じて…くれて…本当に…ありがとう…」
とお礼を言われたお母さんは、まるみの成長を実感し、感謝した。
二月の最高峰
出典:『二月の勝者』16巻
首都圏私立の最難関校・「開成」には、黒木先生が応援に。
フェニックスの灰谷先生もいる。
島津 順のお父さんは、こっそり応援に来ていた。
お母さんから、
「順を本当に合格させたいのなら、絶対に、絶対に!当日、会いに来ないで!」
と釘を刺されていたので、身を潜めている。
愚痴をこぼしながらもお父さんは、自分がやり過ぎたことも反省し、ここまで来た順を褒め称えていた。
上杉 海斗も、お母さんと「開成」に向かう。
黒木に会い、激励を受けるが、緊張している様子。
最後お母さんとの会話で、力が抜けた海斗は、
「開成…受けさせてくれて、ありがと。」
と言って、戦いに向かった。
二月の巧者
巧者(こうしゃ)とは・・・手慣れていてたくみなこと。また、そういう人や、そのさま。
2月1日 8:50
塾に戻ってきた佐倉は一番乗り。
9:20
木村先生と橘先生も戻り、いっしょに朝食をとる。
「日照大第二」受験↓
- 渡辺 太郎
- 三浦 佑星
- 石田 王羅
- 日照大第二=日大第二?
三浦 佑星は、AM「日照大第二」・PM「園学院」
と、第一志望を午後に受けている。
これは、メンタル的に安全校を午前にして、先に合格を取りにいく作戦。
本命の「園学院」は、
- 2/1 PM
- 2/2 AM
- 2/3 PM
と3回受験可能。
今川 理衣沙が初手「吉祥寺女子」チャレンジのため、佐倉は、メンタルを心配する。
塾に戻り、会話を耳にした黒木は、
「情緒面で浸ってる時間などありませんよ。
31人、全員が同時進行なのを忘れずに。」
と言い放ち、栄養ドリンクを差し入れする。
講師たちは、午後もそれぞれの持ち場に分かれ、応援に向かう。
出典:『二月の勝者』16巻
午後1時40分
「帝都大付属」では、午前に続き、またフェニックスの灰谷先生と黒木先生が居合わせた。
- 帝都大付属=東京都市大学付属?
「開成」から上杉 海斗、「麻布」から陸斗もそろい、実質、午後は兄弟対決である。
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