私の好きな中学受験マンガ『お受験の星』。
出てきた中学受験に参考になり、役立つポイントのまとめと感想です。
- お受験の星☆中学受験ポイントまとめ
- お受験の星☆中学受験ポイントまとめ
- 第1問)なんで中学受験するの?
- 第2問)わが子に合う塾とは?
- 第3問)中学受験はわが子にプラスになる?
- 第4問)我が子が勉強に興味を持つには?
- 第5問)親のスタンスはどう考えるべき?
- 第6問)なぜ塾のプリントって大量なの?
- 第7問)受験勉強は社会で役に立つ?
- 第8問)偏差値は模試によって変わる?
- 第9問)勉強の成果はすぐ出るもの?
- 第10問)志望校選びで大切なのは?
- 第11問)志望校を決めるのは誰?
- 第12問)国語攻略のテクニックとは?
- 第13問)小学校へ行く意味ってあるの?
- 第14問)計画作りで大切なことは?
- 第15問)塾講師は信念を持つべき?
- 第16問)模試の正しい活用法とは?
- 第17問)我が子をどこまで勉強させるべき?
- 第18問)夏休みが天王山ってホント?
- 第19問)受験生の夏休みの目的とは?
- 第20問)苦手を克服するために必要なのは?
- 第21問)子供同士の絆を作るには?
- 第22問)夏休みを乗り切るために必要なモノは?
- 第23問)子供に誇りを持たせるには?
- 第24問)親の決めたことには逆らえない?
- 第25問)親の姿は子供にどう影響する?
- 第26問)対策を練るには早めが一番?
- 第27問)教科書に載ってないことをどう教える?
- 第28問)自分を見失った時にすべきことは?
- 第29問)過去問対策は何年分やるべき?
- 第30問)過去問を繰り返すのが合格への早道?
- 第31問)家族のトラブルは受験に影響する?
- 第32問)入学した中学の偏差値で将来が決まる?
- 第33問)腕試し受験は本命校合格のために必要?
- 第34問)どうすれば子供に自信をつけさせられるか?
- 第35問)落ち込んだ気持ちを前向きにする方法とは?
- 第36問)中学受験は家族に何を与えるか?
- お受験の星☆中学受験ポイントまとめ
- お受験の星☆感想
- まとめ
お受験の星☆中学受験ポイントまとめ
我が子を想う親の、本当のつとめとは何か? 誰もが“教育”に彷徨うこの時代に新たなる星!
『お受験の星』より
『お受験の星』の作者は、今谷 鉄柱(いまたに てっちゅう)さん。
今谷さん自身は、『お受験の星』のような「お受験」は無縁だったそう。
同じ「星」シリーズで、『県庁の星』の作画もされています。
こちらは織田裕二さんと柴咲コウさん主演で、映画化もされましたね。
お受験の星☆中学受験ポイントまとめ
『お受験の星』中学受験に役立つポイントのまとめです。
第1問)なんで中学受験するの?
→ 子どもにできるだけの教育環境を与えたいから
- 私立のほうが、勉強や進路相談、生活面もしっかりケアしてくれる
- 中高一貫で学べば、大学受験にも有利
第2問)わが子に合う塾とは?
→いろいろな塾があり、子に合っているかは親にしか見極められない
第3問)中学受験はわが子にプラスになる?
→中学受験をやると、これから社会を生き抜く基礎力が身につけられる
- 創意工夫
- 精神力
- 知識
第4問)我が子が勉強に興味を持つには?
→まずはデキると自信をつける
- “解ける喜び”を味わってもらう
第5問)親のスタンスはどう考えるべき?
○ どちらか片方が引いたスタンス → これから長丁場には必要!
× 両親2人とも受験一直線でシャカリキ → 子供は家庭の中で逃げ場がなくなる
第6問)なぜ塾のプリントって大量なの?
→生徒のためではなく、パンフレットに“入試問題予想的中”と売り文句を書くため
- 山のようなプリントの中から、どれを解いてどれを捨てるか、子どもに合わせて親が判断する必要がある
第7問)受験勉強は社会で役に立つ?
→中学受験で身につける力は、社会に出ても役立つ
第8問)偏差値は模試によって変わる?
→偏差値は模試によって変わる
- 受験対策してる子ばかりではなく、小学生が誰でも受けられる模試(首都圏模試)もある
第9問)勉強の成果はすぐ出るもの?
→成果はすぐに出ない
- 勉強の成果は、かけた時間に正比例して出ない×
- ジワジワと変化して、ある時一気に跳ね上がる↑
第10問)志望校選びで大切なのは?
→子供が“行きたいと思う学校”を見つけることが大切
- 偏差値は一つの目安
- 学校はたくさんあるので、ある程度親が調べる
第11問)志望校を決めるのは誰?
→通う本人
○「子供の行きたい学校」を見つける
×「親が行かせたい学校」を見つける
第12問)国語攻略のテクニックとは?
→4つ
- 問題文を読む前に、設問を読むべし
- 答えは、問題文の中から見つけること
- 指示語の問題は、その直前を見よ
- 「なぜ」と理由を聞いている問題は、近くに「〜から」、「〜ので」、「〜なので」というキーワードを探すこと
第13問)小学校へ行く意味ってあるの?
→ある
- 小学校の授業で学んだ基礎の延長線上に、中学受験はある
- 友達や思い出を作ったり、人生において大切なことが学べる
- (小学校に行くと、カッコいい/可愛い子と会える)
第14問)計画作りで大切なことは?
- 子供の進度にあわせた家庭での効率的な学習が必要なため、現時点の子供の状況を把握する
- 家族の行事も大事に!
第15問)塾講師は信念を持つべき?
→生徒に伝わるので、持つべき
第16問)模試の正しい活用法とは?
→自分の得意、不得意を知る!
- 偏差値は、一喜一憂しても意味ナシ
- 模試を受けてわかった弱点を克服する
第17問)我が子をどこまで勉強させるべき?
→学校や睡眠、メンタル面を大事にして、ムリせず勉強させる
第18問)夏休みが天王山ってホント?
→ウソ
- 夏休みが天王山っていうのは、受験生にとってではなく、塾の稼ぎ時という意味
- 夏だけでなく、秋も冬も天王山!
第19問)受験生の夏休みの目的とは?
→徹底的な“基礎の復習”
- 苦手だったり、つまずいている単元だけでOK
- ボンヤリした知識をしっかり定着させる
第20問)苦手を克服するために必要なのは?
→繰り返し復習
第21問)子供同士の絆を作るには?
→一緒に困難をのりこえ、仲間意識を持つ
第22問)夏休みを乗り切るために必要なモノは?
→受験を乗り切る体力
第23問)子供に誇りを持たせるには?
→答えにたどり着くと、自分の力に誇りを持つ
- いかに諦めずに考え抜くか
- 知識や情報からどうやって答えを導き出すか
第24問)親の決めたことには逆らえない?
→小学生だと、残念ながら逆らえない
第25問)親の姿は子供にどう影響する?
→親の姿を見て、子供は育つ
- 子供のためにも、大人は恥ずかしくない生き方をするべし
第26問)対策を練るには早めが一番?
→早めが一番
- 記憶がハッキリしてる早いうちに間違ったことをすぐ確認すれば、今後の対策を練れる
第27問)教科書に載ってないことをどう教える?
→親の生き方を見せる
第28問)自分を見失った時にすべきことは?
→一度、立ち止まる
第29問)過去問対策は何年分やるべき?
→普通は5年分(「迷える子羊塾」では15年分用意)
- 1年でも多くの過去問を解くことで、学校ごとの出題傾向をつかむことができる
第30問)過去問を繰り返すのが合格への早道?
→繰り返すのが早道かつ王道
- 最低3回繰り返す
- 受験直前まで過去問をボロボロになるまで繰り返す頃には、志望校の出題傾向が体に入っている
第31問)家族のトラブルは受験に影響する?
→そりゃ影響する
第32問)入学した中学の偏差値で将来が決まる?
→偏差値なんかで将来は決まらない。入ってからどうするかで決まる
第33問)腕試し受験は本命校合格のために必要?
→必要
- 事前に本番の雰囲気を味わえるから、本命をリラックスして受験することができる
第34問)どうすれば子供に自信をつけさせられるか?
→足りない部分ではなく、やってきたことを見せる
第35問)落ち込んだ気持ちを前向きにする方法とは?
→自分自信で乗り越えるしかない
第36問)中学受験は家族に何を与えるか?
→家族の絆
お受験の星☆感想
家族で『お受験の星』を読みました。
それぞれの感想です。
子の感想
なんかいろいろ大変そうだった
たしかに山あり谷あり、みんないろいろ大変でした。
進研ゼミの販促DMマンガみたいに、うまくいきません。
親も大変そうだとか、いろんな角度から世界を知ってくれたのはよかったです!
子どもは、けっこう笑いながら読み返しています。
“大変そう”をネガティブにとらえてない様子。
(主人公・勇太のエセ関西弁をまねして、たしかなエセ関西弁になってます!)
父の感想
ターゲットがボクみたいな感じ(アラフォーサラリーマン)で、わかりやすかった
たしかに途中読んでいると、中学受験がテーマというより、あれっ会社がテーマの漫画だったっけ?
というくらいの展開になります。
『半沢直樹』的な。
しかしながら、中学受験で学ぶことも社会につながっているし、
大人も子どもも未熟で、自分なりに進むしかない!
とすごく共感しました。
母の感想
いろんな葛藤がよかった
『お受験の星』では、さまざまな葛藤がちりばめられています。
中学受験をやるべきか
から始まり、
「国語」は、小手先のテクニックではなく、人の気持ちを読み取るほうが大事ではという小学校の先生の葛藤。
会社では、自分の正義感を通すより、社内政治をうまくやっていくべきなのではというオトン・良輔の葛藤。
子どもは、中学受験勉強より、自然にふれて育つほうが人生を豊かなものにしてくれるのではという多聞先生の葛藤。
父の転勤に際し、自分の仕事や中学受験して行きたい学校を諦めて、家族でいっしょにいることを優先するべきかというオカン・陽子&勇太の葛藤。
どれも正解はなく、もがいて信じる道を行くしかありません。
『お受験の星』はコメディタッチで、もちろんファンタジーですが、葛藤はリアルで胸にささりました。
まとめ
中学受験の世界をのぞいてみて感じることは、けっこう「二枚舌」の世界だなあ…ということ。
人と比べるな!と言いつつ、偏差値や順位がつく世界。
勝ち負けじゃない!と言いつつ、合否の出る世界。
子どもの自走が一番!と言いつつ、やろうと思えば親がいくらでも介入できる世界。
中学受験は「課金ゲーム」なんて揶揄されたりしますが、そりゃ追加講習や家庭教師、個人指導は効果あるだろうし、金銭面は大きな問題。
地頭は地頭であり、鍛えられるものではないという問題。
シビアな面も多いです。
結局のところ、どこかで折り合いをつけてやっていくしかありません。
親としてできることは、笑顔でいることくらいだと思っています。
- 親が子をおもう心
- 先生が生徒をおもう心
- 友情
- 正義感
『お受験の星』には、グッとくるおもいがたくさんあってよかったです。
ありがとうございました!
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