全然知らない中学受験について知ろうと思い、読んだ漫画。すごくよかったです。
【最終巻】『二月の勝者』21巻のあらすじとネタバレを書いていきます。受験情報つきです♪
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二月の団欒
2月10日 17:00
桜花ゼミナール今年度の6年生、「卒塾の会」が始まる。
おやつを食べて、ゲームやおしゃべりするだけの楽しい会♪
中学からの部活話を男子たちがしていると、前田 花恋は、
「部活ねえ〜うーん、それもだけど、みんな、塾、どうするの?」
と言う。
中学受験を終えて早々、難関大受験予備校を考えていた。
- 青鋼塾=鉄緑会?(中高一貫校の生徒を対象とした、東京大学受験指導専門塾)
※鉄緑会の指定校は、新中学一年に入塾テストなしで入れる
鉄緑会の指定校(2024年現在)
…麻布、栄光学園、桜蔭、海城、開成、駒場東邦、渋谷幕張、渋谷渋谷、女子学院、聖光学院、筑大駒場、筑大附、豊島岡、雙葉、早稲田 - EOS=SEG?(理数系科目を中心とした学習塾)
- 岡山塾=平岡塾?(東大合格率80%以上の英語専門塾)
島津 順が友達と無邪気に笑っている様子を見て、佐倉たちはほっとする。
その後、先生たちはビンゴや出し物をしたり盛り上げた。
出典:『二月の勝者』21巻
結局、今川 理衣沙、原 秀道、大内 礼央は「卒塾の会」に来なかった。
「沢山の苦い思いを飲み込んで、笑ってここに来なきゃならない義理なんてないわよ。
時には『逃げる弱さ』も自分の心を守るためにあったっていいのよ。」
と、桂先生は言う。
そこへ、上の個別塾に移った元Rクラス石田 王羅が、遅れてやって来た。
二月の送辞
変わらない様子の王羅に会え、橘先生は嬉しそう。
橘先生は桜花ゼミナール系列の別の塾に出向することが決まり、吉祥寺校を離れることになったのだ。
王羅は亡くなったお父さんを思い浮かべ、たしかに大げさだけど、
「やっぱり、『お別れ』だよ。」
と言った。
お土産を配って、そろそろ会もお開きに。
「この際、私も、本音でしゃべらせていただきます。」
と、黒木は話し出す。
「塾」は将来の可能性をお金で買う場所!
しかし、お金で買えるのは「将来の可能性」のみ。
その「可能性」を今回活かしたのは、あなた方一人一人の「努力」。
桜花に通えたのも、私立中学に通うことができるのも、「お金」。
しかし、「お金」は「汚く」なんかない。
なぜなら、皆さんのお父様、お母様、ご祖父母の方々は、精一杯生きてきて、励んで、身につけたスキルで、そのお金を手にしている。
なので、「お金」は「命の分身」。
命を燃やしながら作った「お金」を、あなた達の「未来の可能性」に支払った行為自体が、「愛」。
では、「お金」がなければ「愛」がないのかというと、そういうわけではなく、違う形で与えるのも「愛」だと言えますが、
……
と、ここで黒木は珍しく言いよどみ、
「自分が何を言っているのかわからなくなりました。」
とフッと笑みを浮かべた。
「中学受験を目指した日々を、この桜花ゼミナールで過ごした日々を、忘れるくらい楽しんでほしい。
忘れるくらいでちょうどいい。
忘れるということは、その時、その未来で、楽しく暮らしている証拠だから。
でも、私たちを、この場所を忘れても、
『自分たちを見守って、全力で支えてくれた大人たちがいたような気がする』、
なんて、なんとなく覚えてくれてたら嬉しい。
どこかですれ違って、私たちの顔を忘れていても、私たちはきっと忘れない。
君たちの後ろ姿に、エールを送り続ける。
君たちの未来が明るいことを全力で祈ります。
よい旅を。」
二月の笑者
笑者(わらわれもの)とは・・・ 人からさげすまれ笑われる者。もの笑いの対象になる者。
※ここでは、勝者(しょうしゃ)と笑者(しょうしゃ)をかけ、勝ち負けでなく、笑顔でハッピーな人を意味すると思われる
出典:『二月の勝者』21巻
18:50
「卒塾の会」閉会。
黒木は最後まで、ポーカーフェイスを貫いた。
しかし、さかのぼること2時間前ーー。
「卒塾の会」が始まる前に、桜花に島津 順が駆け込んできて、黒木に一枚の用紙を見せた。
「都立大石山」の入学許可書だった。
「あの…僕、すごく迷って、開成には行きません。
大石山中に行くことにしました。」
と話し出す順。
黒木は、怒りを抑えた険しい顔で、
「何故ですか?
何故…こんな決断を?」
と順に詰め寄る。
「私は、子どもの将来が良いものになるよう願う大人の一人として、経済的事情で夢を諦める子どもを一人でも減らしたいと願っています。
だから、こんな風に子どもが大人に忖度して、夢を諦める方向に動かせてしまったとしたら、私は自分自身の非力さに腹が立って仕方がない…‼️」
そして、黒木は「貴方の決断を責めたわけではない」と、昔話をし出す。
サッカー好き少年二人の話。(黒木と大樹)
一人は、中学まで活躍していたが、生まれつきの体質の問題でプロを目指すことは叶わなかった。
もう一人の友人は、将来を期待され、留学の話まであったが、母子家庭で、無理をして働き身体を壊した母親を慮って、留学も進学も断念。
彼らは誓う。
「僕らは無力だけど、それでも自分の手が届く範囲でいいから、お金で進路が選べなくなっている子ども達を、一人でもいいから減らそう…」
と。
「もし、経済的な状況を考慮してこの決断をしたのなら、そこは、あまり貴方が背負わずに…もう一度、自分の気持ちだけでどうしたいか、考え直してほしい。」
と改めてお願いする黒木に、もじもじ言いづらそうにする順。
「都立大石山」に決めた理由は、家のお金の心配とか、そんな偉い理由じゃなくて、女子がいる学校に行きたいからだった。
出典:『二月の勝者』21巻
「それなら、しょうがないですね。」
黒木は表情を崩して、大笑いした。
二月の解散
「卒塾の会」後、子ども達は、
「またねー!」
などと口々に言いながら、去って行く。
佐倉は、「また」なんてないのではと心に引っかかりながら、敢えて
「またね!」
と言った。
その2時間後ーー。
桜花ゼミナール・お茶の水本校・社長室にて。
黒木と白柳社長が話している。
佐倉 麻衣が、
- 桜花に残るのか
- 「新事業」先に移るのか
今週末の新入生ガイダンス後に、佐倉から回答をもらう予定。
白柳社長は、本当はスターフィッシュから人材をもらいたかったが、スターフィッシュはあくまで黒木の私塾。
「スターフィッシュは、君と『彼』との『聖域』でしょ。」
と白柳社長は表現する。
順に話したサッカー好き少年二人の話は、やはり黒木と大樹(ダイキ)の話だった。
黒木は生まれつきの体質により、プロサッカー選手への道を断念。
大樹にサッカー選手の夢を託し、別の夢を探すため勉強をやり直したのだった。
二月の星投
星投とは・・・ そんな言葉はなく、作家ローレン・アイズリーの「星投げびと」というエッセイを指すと思われる。
浜辺に打ち上げられたヒトデ(スターフィッシュ)を海に投げる男と出会い、慈悲の意味を知る話。
黒木がサッカーを諦めて1年経った17歳のとき、大樹の母が病気になり、金銭的な理由から大樹もサッカーを諦めることに。
中学生の妹もおり、家族を支えるため大樹は学校も辞めて働くと言う。
出典:『二月の勝者』21巻
お互い「プロになろうぜ」と誓って、つけたミサンガはまだ締め付けたまま。
「どうすればいい?」
と涙を流しながら聞く黒木に、
お互い新しい「夢」をつくって、語って、その夢を叶えるためにいろいろやって、うまくいったらまた会って、その「夢」もダメならまた変えて、何度でも新しいミサンガ巻き直そうぜ。
と大樹は提案。
二人は熱い握手を交わす。
約束通り、二人はその後もそれぞれ別の道で頑張り、たまに会い、ミサンガを巻き直した。
そして、ついにスターフィッシュという無料塾を二人で立ち上げたのだった。
二月の奇跡
佐倉は休みの日、甲府の実家に帰ってきていた。
おばあちゃんにどうしても話したいことがあったのだ。
元学校の先生のおばあちゃんが塾嫌いなの知っていたから嘘をついてしまったけれど、自分が塾の講師だということ。
一年やってきて、頑張る子ども達を応援する仕事を誇りに思っていることを、しっかり話せた。
2月13日
翌日、桜花に来た佐倉は、合格短冊を見てビックリ!
直江 樹里と柴田 まるみが、二人とも「女子学院」奇跡の繰り上げ合格。
二月の新期
佐倉先生の新期
佐倉は、空手道場で久々に少年部の指導をし、終わって師範と会話していた。
大勝負で勝たせてあげられなかった少年が、空手を辞めたのをずっと佐倉は気にしていたのだが、彼が高校ダンス部で活躍しているのを知る。
彼は実はそこまで空手に思い入れがなかったし、「空手やってたおかげでダンスのキレがいい!」と言っていたと聞いて、佐倉は笑って長年のつかえが取れた。
島津父の新期
島津 順のお父さんは、会社で開成出身の同僚から、
「島津さんのご子息、開成に合格したって本当ですか?」
と聞かれる。
順の父はご機嫌に、開成蹴って別の学校に行くことを話した。
出典:『二月の勝者』21巻
帰宅後、順の父はひとりぼっちの家でステーキを焼く。
乱雑な家の中で、ちょっと失敗したステーキを食べながら、
「まあ いい、次こそは!
順のやつ、肉好きだから、あいつがビックリするくらいのうまいステーキをこしらえてやるぞ!
何せ順は…日本最高峰の中学に受かった、自慢の息子だからな…!」
と、ひとり言を言って涙があふれる。
三人でまた住めるのを期待し、家事も下手ながら頑張っていた。
桜花ゼミの新期
新学年の授業・初日。
桜花には今年度から急きょ、小学校低学年クラスが新設された。
黒木は、個人的には低学年からの入塾は必要ないと思っている。
必要なのは、「たっぷり遊ぶ」、それも「家族で」。
そうは言っても楽しく学んで頂くと、黒木は新3年生初回の授業参観を佐倉に誘う。
その日黒木がした低学年向け授業は、カリキュラムを無視。
生徒が興味のある話題を拾い上げ、質問攻めにし、答えは一切出さなかった。
「なぜかわかりますか?」
と黒木に問われた佐倉は、6年生も同じ授業の「本質」だと気づき、
「自分の頭で考える」
と答えた。
黒木はその授業を最後に、桜花ゼミナールを去った。
エピローグ①旅立ち
山本 佳苗は、「鈴蘭女子」新入生制服採寸会場で、多様なバリエーションがあり迷っている。
女子にもスラックス導入がある学校も多い。
合計188,600円に。
武田 勇人は、「日照大文京」新入生入学説明会で、学校同じクラスの子と会う。
附属大学に上がれても私大だし、先々を考えると勇人のお母さんは金銭面で心配に襲われたが、勇人の
「中学、すげえ楽しみ〜」
の言葉に救われた。
島津 順のお母さんは、自分の給料で、一人回転寿司を楽しんでいる。
お父さんからスマホにメッセージが届く。
まだ離縁に抵抗している様子。
佐倉は、引越し手伝いのためスターフィッシュに行く。
黒木が、次の引越し先の物件を購入したのだ。
ショーマによると、黒木はその物件の契約をした時、
「あ、新しいミサンガを巻きに行こう」。
と言ったそうだ。
「ミサンガ」のワードで、佐倉は「最後の授業」の日を思い出した。
黒木はたまたま、スターフィッシュで配ってるのがひとつ余ってたと言って、佐倉にミサンガをプレゼントした。
出典:『二月の勝者』21巻
「私、桜花ゼミナールで頑張る子どもたちの応援、続けます。」
と行くべき道を決めた佐倉に、黒木は
「…いいと思います。
では、いつか、どこかでまた、会いましょう。」
と言い、二人はミサンガをつけた手で握手を交わした。
エピローグ②二月の勝者
3月中旬
黒木先生が消えて、1ヶ月半。
灰谷先生は、同志を失い悲しさを感じていた。
でも輝ける子ども達のために、自分自身の信念を貫き通すと決意。
桜花ゼミナールでは、頼りない新校長が就任。
橘先生は、無料塾部門で生き生きしている。
花恋への宿題
前田 花恋は、
「もしかして、私の人生って、既に最強じゃない?」
と桜蔭も準御三家クラスも総ナメだったことを鼻にかけ、自信満々の発言。
両親はさすがに調子に乗ってる娘を心配していた。
花恋は自信満々に見えて、実は追い込まれていた。
中学受験の戦場を勝ち抜いたけれど、終わったんじゃなく、また(大学受験にむけて)「始まってる」んだから休む暇なんてない、走り続けなきゃ。
どこへ?
この先も、ずっと、闘いなんでしょ?
どこに行けばいいのか、教えてよ。
黒木に会いに行く口実を思い出し、花恋は桜花ゼミナールに顔を出す。
黒木はもう去った後だった。
「せっかく『宿題』持ってきたのに!」
と憤慨する花恋に、佐倉は
黒木先生から、もしかしたら「宿題」を持ってくる生徒がいるかもしれなくて、その生徒を「ある場所」に連れてって欲しいと頼まれてる
と伝えた。
後日あらためて、佐倉は花恋をスターフィッシュに連れて行くと、ショーマが出迎える。
黒木から花恋にここの説明をするよう頼まれていたのだ。
花恋は黒木に宿題を出しに来ただけだから、「宿題」の答えを黒木に伝えてほしいと言う。
※宿題とは第1巻で、黒木と最初の対面時に出てきたときのもの
出典:『二月の勝者』21巻
ショーマはメールで、黒木に伝えた。
花恋が帰った後、
「…どうして、前田さんをここに呼んだんでしょうね?」
と佐倉はショーマに尋ねる。
「僕の時と同じ、『持っている者』の傲慢さのようなものが、彼女にもあったのかも…」
とショーマは言った。
ショーマも昔、フェニックスでいい成績を取り、受けた学校全部受かって、世の中を舐めくさっていた。
そんな時、黒木からボランティア講師に誘われ、簡単な気持ちで行ってみたら、中受生じゃなくて、高校受験生で、「落ちこぼれ」みたいな成績の中学生ばかり。
扱い方にも衝撃を受けた。
「学習」する環境は「自分を認めてくれる」という安心感がなければ整わず、その「安心感」を最初から持ってる僕は「恵まれてる」。
と、ショーマは気づいたという。
ノブレス・オブリージュ(noblesse oblige)とは・・・ 19世紀にフランスで生まれた言葉で、「noblesse(貴族)」と「obliger(義務を負わせる)」を合成した言葉。
財力、権力、社会的地位の保持には責任が伴うことをさす。
身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるという、欧米社会に浸透する基本的な道徳観。
(参考:日本女性学習財団)
とはいえ、ただショーマにとってここの活動が「楽しい」ってだけだとも言った。
出典:『二月の勝者』21巻
黒木と連絡を取ってるショーマに、黒木の行方を佐倉が尋ねると、居場所のヒントになる写真だけあると言う。
イギリスのビッグ・ベン (Big Ben)の写真だった。
白柳社長の采配
桜花ゼミナール・白柳社長は、黒木が思い切って行動できたことを喜んでいた。
黒木のもとに正反対のタイプの佐倉を配置したのは、佐倉のためではなく黒木のためでもあった。
黒木の友人、大樹(ダイキ)は働きながら大学院まで行って、アスレティックトレーナーになり、日本のサッカー選手がイギリスのリーグに移籍する際に帯同して活躍中。
黒木もイギリスで、教育社会学を学ぶ目的で行ったのだ。
白柳社長は、中学受験界が飽和状態の首都圏の市場より、地方で市場を開拓することに興味が移っていた。
今年の4月
4月
みんなそれぞれ入学式を迎えている。
引きこもり少年の晶(アキラ)は、まだ部屋からは出られないが、アバターで通信制高校のメタバース入学式に出ていた。
出典:『二月の勝者』21巻
三浦 佑星は、中学でまさかのサッカー部ではなく卓球部に。
島津 順のお父さんは、謝罪が受け入れられたのか、入学式にもちょっと離れて参加していた。
出典:『二月の勝者』21巻
6年後の4月
6年後4月
桜が満開の井の頭公園で、佐倉は今や別校舎で校長の桂先生と電話をしていた。
コーヒーを飲みながら、色々思い出す。
佐倉が初めて一年教えて、初めて巣立っていった子たちがついに高校を卒業。
噂では、
- 「彼女」と「彼女」は仲良く同じW大学
- W大学は他にも男子で3人
- 「彼」は東大を受験し残念、浪人を決めた
- 「あの子」と「あの子」は国立大に合格
- 「あの子」と「あの子」、「あの子」は附属の大学に無事上がった
- 6人が有名私立大
- 「あの子」はなんと海外大
- 「あの子」は高校に上がるタイミングで、他の高校に移ったと聞いたけど…どうしてるかな
- 「あの子」は美大に行きたいのに親に反対されて、一切お金出してもらえずバイトしながら予備校に行くって
- 「あの子」は学校に行けなくなって、通信制高校に行ったけど、卒業後の進路はまだ未定
- もう一人通信制の子がいたはず
- 「彼女」は大学に行かず専門学校にするって、相当お母さんと揉めたらしいけど、結局お母さんが折れた
- 仲良く同じ早稲田大学に行ったのは、直江 樹里と柴田 まるみ?
- 東大を受験し残念、浪人を決めたのは、島津 順?
- 附属の大学に無事上がったのは、三浦 佑星と毛利 光?
- 美大に行きたいのは、芸術面にも力を入れた学校に行った石田 王羅?
自分の意志が強かった大友 真千音? - 海外大は、経済力があり、帰国はダメだったけど一般で渋渋に行った馬場 亜蘭?
- 他の高校に移ったのは、思った以上に校則厳しくて凹んでた浅井 紫?
- 通信制の子はメンタルに少し不安がある福島 圭か原 秀道、大内 礼央?
- 慶應大に行ったのは、前田 花恋(両親が医者なので医学部?)
- 大学に行かずネイリストの専門学校に行ったのは、今川 理衣沙
「今度、理衣沙にネイルやってもらおうかな?」
と佐倉がボソッとつぶやくと、
「それは羨ましい。」
との声。
出典:『二月の勝者』21巻
6年ぶりの黒木だった。
(黒木の指には結婚指輪があり、色々変化があったと思われる)
3日前に帰国したと言う。
「黒木先生、これから予定空いてます?
よかったら、桜花に来ませんか?」
と誘う佐倉。
今日、「あの代」の子たちが桜花に顔出してくれるのだと言う。
佐倉が今でもあの代の生徒たちと、その後の学年の生徒も繋がっていることを知って驚く黒木。
塾講師として最上級だと褒め称える。
「生徒が会いに来てくれる先生になれたなんて、
佐倉先生こそが『二月の勝者』ですね。」
と言って、黒木は微笑んだ。
出典:『二月の勝者』21巻
【完】
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- 二月の勝者 1巻のあらすじネタバレ
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