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お受験の星 1巻のあらすじネタバレ

漫画 お受験の星
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中学受験について知ろうと思い、読んだ漫画。
いわば、『ドラゴン桜』の中学受験版!
二月の勝者』よりちょい古く(初版発行:2007年12月)コミカルですが、中学受験の本質がわかりやすくおもしろいです。

『お受験の星』1巻のあらすじとネタバレを書いていきます。受験情報つきです♪

『お受験の星』1巻は無料試し読みすることができます。
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第1問)なんで中学受験するの?

→ 子どもにできるだけの教育環境を与えたいから

  • 私立のほうが、勉強や進路相談、生活面もしっかりケアしてくれる
  • 中高一貫で学べば、大学受験にも有利

出典:『お受験の星』1巻
オトン:春来 良輔(はるき りょうすけ)

38歳、サラリーマン。
メーカーのカスタマーサービス部で働いている。
思い込みが激しい性格。

大手塾の説明会で、オトン中学受験を決意

2月末
大手進学塾「能伸アカデミー」中学入試合格報告会に、オトン・春来 良輔は参加していた。

会場は、熱気に包まれている。
首都圏小学6年生のほぼ6人に1人が受験に挑戦しており、中学受験熱はますます激化。
高校や大学受験とは異なり、中学受験はまだ12歳の子どもなので、親のガンバリが問われる。

との話にすぐ影響を受け、息子・勇太に中学受験させることを決意!

2022年入試の首都圏の受験者数は、5万1100人と史上最多
(首都圏模試センター)

会場を出ると、さまざまな塾の勧誘チラシが配られており、「迷える子羊塾」という怪しいチラシを良輔は受け取った。

先輩から話を聞いたのがきっかけ

出典:『お受験の星』1巻
先輩

春来 良輔の会社の先輩。
娘の中学受験がすべり止めしか受からなかった、辛い過去を持つ。

もともと中学受験を考えてなかった良輔。
会社の先輩から話を聞いたことで、考えが変わったのだ。

昔と違って公立で伸び伸びなんて甘い、と先輩は言う。
「子供にできる限りの教育環境を与えるのは、親のつとめだからな。」
との言葉が、良輔の心に響いた。

息子は興味なし

出典:『お受験の星』1巻
オカン:春来 陽子(はるき ようこ)

良輔の一つ年上。
設計事務所で働いている。
しっかりした性格。

出典:『お受験の星』1巻
息子:春来 勇太(はるき ゆうた)

もうすぐ小学6年生。
一人息子。
お調子者で、お笑い芸人に憧れ、妙な関西弁を話す。

目をキラキラさせ、説明会から良輔が家に帰ってきた。
話を聞くが、オカン・陽子は勇太の中学受験に乗り気じゃない様子。

お風呂から出てきた息子・勇太にも話をするが、自己分析してやめたほうがエエと言う。

しかし、結局ゲームで釣られ、中学受験をすることになった。

厳しい現実

良輔は先輩に、やっぱり受験をすることになったと伝える。
しかし、先輩は気楽に勧めたことを反省していた。

家族みんなで必死に娘のサポートをしたが、滑り止めの中学しか受からず、今でも負い目を感じていたのだ。

良輔は厳しい現実を知り、情報収集に精を出して、頑張りを勇太に押し付ける。

「能伸アカデミー」入塾テストの結果が出て、偏差値37だった。

第2問)わが子に合う塾とは?

→いろいろな塾があり、子に合っているかは親にしか見極められない

偏差値37=下位10%
勇太の成績にショックを受ける良輔。

塾の勧誘にまんまと乗り、特訓コースに入ることに。
しめて14万。

家で知らされた陽子は怒って、夫婦ゲンカになる。

そこへお風呂から出てきた勇太が、
「もうオトンが契約してもうたんやし、ワシ明日から『能伸アカデミー』に通うから!」
と言ってことなきを得たが、オトンに貸しをつくり、ゲームソフトを買ってもらう魂胆だった。

「能伸アカデミー」初授業日。
勇太はさっぱり、ついていけない。

  • 週3回、2時間授業2コマ+特訓コース1時間
  • 塾の日は帰宅22時回る
  • 日曜日、テスト+授業

塾に通い始めて2週間、勇太はまいってきた様子。
おまけにバスの中には、成績が悪い子をバカにする子たちがいた。

先輩から、
塾に任せっきりの受験は一番イカン
と聞いて、良輔は仕事帰り塾をのぞきに行くことに。

大手塾では、その他大勢の一人としてしか扱ってもらえないので、親がひんぱんに顔を出して先生にプレッシャーをかけるべし

勇太は塾におらず、ゲームセンターで発見。
「ワシ、もうイヤや。中学受験なんてやめる。」
と勇太は言った。

能伸アカデミーに相談するも、上から目線で取り合ってもらえない。
怒った良輔は、勢いで塾をやめることにした。

良輔がトイレに行ってる間、成績のいい子たちに
「やめたんだって!?」
とバカにされた勇太は、
「中学受験なんてどーでも良かったけど、ワシ、あいつらには負けとーない。」
と、受験はやる気に。

帰り道、見覚えのある「迷える子羊塾」のチラシを発見。

第3問)中学受験はわが子にプラスになる?

→中学受験をやると、これから社会を生き抜く基礎力が身につけられる

  • 創意工夫
  • 精神力
  • 知識

「迷える子羊塾」見学

迷える子羊塾」に行ってみると、ボロい建物。

のぞいてみると、下着姿でカップラーメン食べようとするおじさんと目があった。

出典:『お受験の星』1巻
五味 多聞(ごみ たもん)

「迷える子羊塾」塾長。
自称カリスマ講師。

冴えないおじさんは五味 多聞塾長で、引き止められて、話を聞く。

(以前)難問・奇問(現在)常識・好奇心

を測るモノに、中学受験の問題は変化

  • 人生をレースに例えると、中学経験するとは12歳の我が子にターボエンジンを、つけてやるようなモノ
  • 素晴らしいプレゼントをあげる貴重なチャンス

とオトンは聞いて惹かれるが、「迷える子羊塾」は怪しさ満開。
入塾は断ろうとするが、1ヶ月受講料無料で、偏差値を10上げると言われた。

会社で塾選び相談

会社で良輔は、先輩や同期の柳瀬に、勇太の塾について相談する。

出典:『お受験の星』1巻
柳瀬(やなせ)

春来 良輔の会社の同期。出世頭。
上の娘が難関校に合格。
下の息子も大手進学塾「脳伸アカデミー」に通い、御三家を狙っている。

柳瀬にすすめられた少数指導「STUDY」へ、さっそく話を聞きに。
月謝は上がるものの、その気になった良輔は、帰って勇太に押し付けようとする。

「ワシ、あのオッサンの塾がエエ!」
と勇太は言い、陽子も勇太の肩を持った。

「迷える子羊塾」仮入塾

良輔と勇太が「迷える子羊塾」に仮入塾申込みに行くと、
「お子さんと一緒に親御さんにも入塾して頂きます!」
と父もサインを求められた。

第4問)我が子が勉強に興味を持つには?

→まずはデキると自信をつける

  • “解ける喜び”を味わってもらう

親も入塾とはどういうことかと思ったが、塾で受験生の親としての勉強をすると聞いて、良輔はがぜんやる気。

まず学力把握のため、勇太は算数テストを隣の部屋ですることになった。
10分後にこっそりのぞくと、勇太は問題にお手上げで熟睡状態。

良輔も同じ問題をやってみると、勇太30点・父45点という結果に。

わかった勇太の課題は、まったく問題に“興味がない”ということ。

さっそく翌日土曜日から弁当を持って(先生のぶんも)、塾が始まった。

勇太の苦手な算数・文章問題
気になることを漫才調にドンドン突っ込んでいくと、解けた!

入試問題は、受験生を振るい落とすためのモノ。
出題者のワナをうまくくぐり抜けて、正解にたどり着くことが求められている。

勇太はその後、自信がつき勉強するように。
しかし、解いていたのは小4の算数ドリルだった。

第5問)親のスタンスはどう考えるべき?

○ どちらか片方が引いたスタンス → これから長丁場には必要!
× 両親2人とも受験一直線でシャカリキ → 子供は家庭の中で逃げ場がなくなる

良輔は「迷える子羊塾」で大丈夫だろうかと、勇太の受験を心配していた。

中学受験での偏差値50=高校、大学受験の偏差値60以上

解けると思って解くのと、解けるかな〜〜と思いながら解くのでは、問題への取り組み方がまるで違ってくる。
知恵を振り絞って絶対に解いてやるって気持ちで、いつも問題に挑戦して欲しい
と塾長は勇太に伝えた。

「今日はこれからキミの家に行かせてもらう。」
と、急に塾長が勇太の家に来ることに。

いつも勉強すると言う勇太の部屋には、マンガやテレビ、ゲーム。
メダカや昆虫採集の標本、人体骨格模型、歴史人物の出てくるゲームなど、いろんなモノがあった。
塾長は、勇太が想像した以上にいいと感じ、難関中学も視野に入れることにした。

家で塾長とオカン話

二人でおやつを食べていると、陽子が帰宅。
塾長とははじめて会う。

良輔は乗り気だが、陽子は受験させるのがいいのかまだ迷っていることを話すも、そのスタンスを褒められ、
「ともかく勇太くんは中学受験に挑戦することにしたんですから、応援はしてあげて下さい。」
と塾長は言った。

リビングで勉強させて下さい
と、塾長は陽子に伝える。
監視ができるし、わからないところを親に聞けるからだ。

個別塾「STUDY」でオトン話

勇太が心配な良輔は、個別塾「STUDY」へもう一度話を聞きに行く。

偏差値37だと、一年みっちり勉強しても、届くのは45が精一杯。
「現実を直視しないと待っているのは、悲劇だけですよ。」
と言われ、ショックを受ける。

やはり「迷える子羊塾」をやめ、もういっぺん仕切り直そうと思いながら帰宅すると、ちゃっかり塾長がリビングで夕飯を食べていた。

陽子は、塾長を気に入った様子。
春休み集中特訓の話が進んでいた。

第6問)なぜ塾のプリントって大量なの?

→生徒のためではなく、パンフレットに“入試問題予想的中”と売り文句を書くため。

  • 山のようなプリントの中から、どれを解いてどれを捨てるか、子どもに合わせて親が判断する必要

春休み特訓が始まる。

優先順位が高いのは、算数
付け焼き刃で対応できず、点数の差がつきやすい。

算数の文章題は、薄っぺらい問題集1冊でいいと渡された。

ペラペラドリルか大量のプリント

『お受験の星』1巻

出典:『お受験の星』1巻
鈴木 秀一(すずき しゅういち)

大手進学塾「脳伸アカデミー」の生徒。
成績が悪く、他の生徒にいじめられている。

勇太が昼休み外に出ると、前に「脳伸アカデミー」で一緒だったいじめられっ子の鈴木と遭遇。
また成績が下がって元気がなく、勇太は心配に。
「脳伸アカデミー」の宿題プリントは、大量だった。

午後、また勇太が「迷える子羊塾」で授業を受けていると、オトンと先輩が乗り込んでくる。
先輩は、娘が受験失敗した過ちを後輩に味わせたくないという正義感から、勇太をやめさせに来たのだ。
ドリルがペラペラで足りるわけない、と主張。

塾長は、大手塾は合格実績につながる成績トップ10%の生徒のことだけ手厚くするカラクリを説明した。
山のようなプリントは全部やる必要がなく、子どもに合わせて、苦手な問題を押えたらいい。

難問は受験生のほとんどが解けないので、捨てていい

先輩は塾長の話に感銘を受け、勇太も鈴木に教えようと飛び出して行った。

鈴木にエエ情報伝える

勇太は、塾帰りの鈴木をつかまえ、
「塾のプリントなんか全部やらんでも、このドリル解いとったら合格できるんやって!」
とエエ情報を伝えるが、鈴木は信じず、疑心暗鬼。

「よぉし!見とれ。」
と、勇太はやる気になり、その様子を良輔もこっそり見守っていた。

第7問)受験勉強は社会で役に立つ?

→中学受験で身につける力は、社会に出ても役立つ

『お受験の星』1巻

出典:『お受験の星』1巻
矢口 純子(やぐち じゅんこ)

春来 良輔の会社の後輩。
入社2年目で、マジメだが要領が悪く、仕事に問題あり。

会社で良輔は矢口さんの教育係だが、荷が重く感じていた。

中学受験の算数文章題の基本パターンは、60もない

パターンさえマスターすれば、あとはその組み合わせで対応できる
と、勇太が算数問題を解いたのからヒントを得た良輔は、矢口さんの教育に応用。
うまくいった。

第8問)偏差値は模試によって変わる?

→偏差値は模試によって変わる

  • 受験対策してる子ばかりではなく、小学生が誰でも受けられる模試(首都圏模試)もある

4月下旬
1ヶ月で偏差値37から10アップ
の目標が試される模試。

翌々日
模試の結果が出て、49

オトンと勇太は舞い上がり、「迷える子羊塾」に正式に入塾。
良輔は同期・柳瀬に結果を見せびらかすが、
この『関東圏学力センター』の模試は、前受けた「能伸アカデミー」の模試より偏差値が10は高く出る
とのカラクリを知らされ、愕然とする。

一方、勇太も鈴木に自慢するも、一蹴された。

良輔は、ダマされたと怒って塾長のもとにどなりこむが、居合わせた勇太が
「ワシ…能伸の模試、受けてみたいんや。」
告げた。

第9問)勉強の成果はすぐ出るもの?

→成果はすぐに出ない

  • 勉強の成果は、かけた時間に正比例して出ない×
  • ジワジワと変化して、ある時一気に跳ね上がる↑

怒って勇太を連れて帰ろうとする良輔に、塾長が「許して下さい」と頭を下げる。

『お受験の星』1巻

出典:『お受験の星』1巻
  • 偏差値は、そんな簡単に急上昇するモノではないこと
  • 偏差値10アップの目標が可能だと信じて、頑張ってもらうため言わなかったこと

を説明した。

勇太はそれでも、1ヶ月でどれくらい上がったか、能伸の模試も受けてみたいと言う。
良輔は、中学受験考え直すべきかウジウジし、陽子に一喝される。

良輔は同期の柳瀬に頭を下げ、能伸の模試を手に入れることに成功。
勇太が解いた結果、偏差値44!(算数の解答欄ずれがなかった場合)
1ヶ月で7も上がったことになり、「迷える子羊塾」に今後もお世話になることに決めた。

受験まであと9ヶ月。

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