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お受験の星 4巻(完結)のあらすじネタバレ

漫画 お受験の星
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中学受験について知ろうと思い、読んだ漫画。
いわば、『ドラゴン桜』の中学受験版!
二月の勝者』よりちょい古く(初版発行:2007年12月)コミカルですが、中学受験の本質がわかりやすくおもしろいです。

『お受験の星』4巻(完結)のあらすじとネタバレを書いていきます。受験情報つきです♪

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第28問)自分を見失った時にすべきことは?

→一度、立ち止まる

勇太から勇気をもらったオトン・良輔は、部長を飛び越えて、社長にクレームの件を直談判。
会社の危機を未然に防げたと感謝された。
1週間後、自主回収が決定する。

出典:『お受験の星』4巻

塾ではこれから4ヶ月は志望校対策に。
この前の模試の結果にかなり落ち込んだ勇太を、多聞塾長は志望校の見学に連れて行った。
自分の気持ちをしっかり確かめて、前へ進むためだ。

第29問)過去問対策は何年分やるべき?

→普通は5年分(「迷える子羊塾」では15年分用意)

  • 1年でも多くの過去問を解くことで、学校ごとの出題傾向をつかむことができる

人事異動のお知らせが出て、同期の柳瀬佐賀に。
良輔は社長に見込まれ、課長に昇進したものの、大阪転勤だった。

塾ではついに、過去問に突入。
過去問はできるだけさかのぼって入手するのが大切で、スゴい量。

夜、良輔は陽子
「大阪に単身赴任する。」
と伝えた。
陽子は、家族がバラバラになるなんてと大反対。

第30問)過去問を繰り返すのが合格への早道?

繰り返すのが早道かつ王道

  • 最低3回繰り返す
  • 受験直前まで過去問をボロボロになるまで繰り返す頃には、志望校の出題傾向が体に入っている

今日も過去問

「迷える子羊塾」では、過去問15年分を最低3回繰り返す。

出題傾向=問題を作成する学校側の好み
それがわかれば、入試問題も怖くない。

家族3人で大阪に行く決意

陽子が単身赴任をあんなに嫌がるわけは、子供のころお父さんが単身赴任で寂しい思いをしたためと判明。

良輔は、陽子と勇太に
「一緒に大阪に来て欲しい!!」
と頼む。

陽子には仕事があるし、勇太には「伸々中学」があるが、いろいろ考え、家族3人で大阪に行くことを了承した。

第31問)家族のトラブルは受験に影響する?

→そりゃ影響する

苦渋の選択で、家族で大阪に行くと決めた矢先、会社で大きな変動がある。
自主回収の件で責任をとり、社長が辞任、専務が次期社長に。

良輔に恨みを持つ黒田部長は専務派で、良輔の昇進もナシ、転勤先は大阪から佐賀に変更にされた。
柳瀬と待遇が逆になったのだ。
話を聞いた陽子は、理不尽な会社の対応に怒る。

第32問)入学した中学の偏差値で将来が決まる?

→偏差値なんかで将来は決まらない。入ってからどうするかで決まる

11月中旬
良輔は会社を辞めて、1ヶ月経っていた。
自分の将来を考えた結果で、家族にとってもそれが一番いい選択だった。

突然、「迷える子羊塾」に、鈴木のママが泣きついてくる。
鈴木は合宿後も「能伸アカデミー」に通っていたが、成績は下がる一方だった。

現実的に、今から勉強をやり直して狙えるのは偏差値45あたりと聞いて、鈴木ママの顔が一瞬曇るも、
「この子の成績が上がらないのは、今までムリをさせてきた私の責任です…
どうかもう一度、ウチの子をご指導下さい!!」

と塾長に頭を下げてお願いした。

勇太と彩香は、また3人一緒に勉強ができると喜ぶ。

出典:『お受験の星』4巻

彩香はここへきて、志望校を変更。
乙女盛学園を志望したのは、単に都内で一番偏差値が高かったから。
大切なのは、偏差値なんかじゃなくて、自分が行きたいと思える学校に行くこと。
そこでどれだけ楽しく学べるか。

だと気づいたのだ。

偏差値45の学校に行ったって先が知れてると悲観的だった鈴木も、考えを改めた。

求職中の良輔もまた、
会社名や年収のうわべだけでなく、自分が本当にやりたいと思える仕事を、見つけなきゃ…!!
と子供達から教えられた。

第33問)腕試し受験は本命校合格のために必要?

→必要

  • 事前に本番の雰囲気を味わえるから、本命をリラックスして受験することができる

12月半ば
良輔と勇太は、履歴書用・入学願書用の写真を撮りにいく。

  • 中学受験は、4校以上受験するのがほとんど
  • 1校あたり、25,000円前後の受験料がかかる

出典:『お受験の星』4巻

「迷える子羊塾」で、 志望校と併願校が書かれた受験スケジュールが渡される。

勇太は、志望校の伸々中学しか受験せんでエエと言う。
オトンが離職中で、家庭の経済状況を心配してのことだった。
自分の貯金から出せるのは、本命・伸々中学の受験料のみ。

翌日、勇太は塾長から急にチンドン屋のバイトを頼まれて、良輔と引き受ける。
2人ははじめ恥ずかしがっていたが、
「受験だって就職活動だって、ココで踊れりゃ怖いモノなし!!」
と言われ、吹っ切れた。

塾長から勇太に渡されたチンドン屋のバイト料は、3万円。
「そのお金で、1月の腕試し受験を受けたらどうだ!?」
と良輔から勧められる。

1月受験を勇太に受けてもらうため、良輔が塾長とうった一芝居だったと気づいたが、勇太は思いにこたえて、1月受験も受けることにした。

第34問)どうすれば子供に自信をつけさせられるか?

→足りない部分ではなく、やってきたことを見せる

出典:『お受験の星』4巻

元旦
近所の神社で合格祈願。

ここんとこ勇太は緊張のせいか、食欲も落ちて元気がない。

伸々中受験までの1ヶ月、勇太に自信をつけさせるように親も意識して接して欲しい
と、多聞塾長から言われた良輔。
合格、合格と勇太に言って毎日励ますも、
「うっさいわ! 人の気も知らんと合格なんてカンタンに言うな!」
とキレられてしまう。

実は良輔は、仕事の面接がうまくいってなかった。
大丈夫、大丈夫と陽子からグイグイ言われると、
「だからそんなカンタンに大丈夫なんて言うなよ!」
とムカッとしてしまう。

「勇太の気持ち、わかったんじゃない?」
と陽子にニコっと言われ、良輔はようやく勇太と同じ立場であることに気づく。

出典:『お受験の星』4巻

オトンと勇太は本音で話し、弱音も吐く。
勉強してきたプリントの束の山を見て、勇太は自信を取り戻した。

第35問)落ち込んだ気持ちを前向きにする方法とは?

自分自信で乗り越えるしかない

出典:『お受験の星』4巻

1月中旬
ついに腕試し受験日を迎える。

もう夜にインターネットで合格発表。
不合格だった。

勇太は落ち込むが、塾長から
「中学受験は全勝する必要はない。
1校でいい! 志望校に受かりさえすれば、それで大成功なんだ!!」

と励まされ、気持ちを切り替える。

あと2週間。

出典:『お受験の星』4巻

塾からの帰り道、勇太と鈴木はかつていた「能伸アカデミー」のいじめっ子たちと遭遇してしまう。
バカにされたが、鈴木は強く言い返して黙らせた。

勇太と鈴木は、多聞先生を喜ばせるためにも、塾生みんなで志望校合格しようと約束。

受験前夜
多聞先生から励ましの電話がかかってくる。

「合格を勝ち取るために必要なのは、何が何でも伸々中学に入るという強い気持ちを持つことだ!」
と言われ、
「ワシ、それやったら誰にも負けへんで。」
と勇太は気合が入った。

受験当日
勇太が朝起きてくると、まさかの40度の熱。
それでも行くと言い張り、保健室受験になった。

第36問)中学受験は家族に何を与えるか?

→家族の絆

合格発表日

志望校の合格発表日
家族3人で会場に見に行く。

不合格だった。

勇太はそれでも、合格した鈴木と彩香のお祝いを言うため「迷える子羊塾」に寄る。

「ワシ、ココに来るの大好きやった!
オッチャンに会えたから、勉強のオモロさがわかったし…
鈴木と西園寺がおったから、ワシ、ガンバれたんや。
伸々中学がダメやったからって…
そんなことで…
この1年がムダやったなんて…
思うワケないやろ!」

と言い、みんなで号泣。

出典:『お受験の星』4巻

オトンとオカンも、多聞先生に心から感謝していた。

最後にみんなで記念写真を撮ろうとした時、補欠で繰り上がり合格の電話が入る。

「迷える子羊塾」全員合格になった。

エピローグ

〜春〜

勇太も彩香も鈴木も、それぞれの中学に毎日楽しく通っていた。

「迷える子羊塾」は春から新しい生徒が14人も入り、多聞塾長もますます張り切っている。

陽子は、新たなプロジェクトを任され、仕事も家事もバリバリこなして元気。

良輔は、待遇の良い大手企業ではなく、先輩に紹介された中小企業で働き始めた。
大手企業の内定を断ったのは、肩書きとか収入ではなく、自分が本当にガンバれる会社で働くことが一番大事だと気づいたから。
勇太が志望校を目指して必死にガンバる姿を見ていたから、気づけたのだった。

出典:『お受験の星』4巻

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