まず、タイトル『めんどくさがりなきみのための文章教室』に惹かれました。
なんて私にぴったり!
対象は子ども向けな感じ。
だったら尚更読みやすくて、私向けじゃないか!
作文苦手な小学生の息子にも読めるかな、と思いましたが、内容は中学生以上向けな感じでした。
出てくる主人公も中学生です。
作文苦手な中学2年生の「文岡 健」(文を書けん)くんが、10万回くらい生きたおしゃべりなぽっちゃり猫に出会い、文章が上達する方法を教えてくれる。
といったなんかどこかで聞いたことありそうなストーリーです。
ギャグっぽいので読みやすい。
文を書く大切なエッセンスが満載で、ブログを書くのにもとても勉強になりました。
そのエッセンスをまとめたいと思います!
作文は2種類ある
- 気持ちを書く作文
- 出来事について書く作文
と大きく2種類あるそうです。
気持ちを書く作文の書き出し
正直な気持ちを書く → その理由を説明
出来事について書く作文の書き出し
事実を書く → おきた出来事を順に
文章力アップのためには
読書をすること
読書をするためにいい文を知ること、まあ納得です。
楽しんでというのがポイントですね。
読書の時の4つの視点
- 登場人物なんでこんなことしたの?なんでこんなこと言ったの?
- 記憶に残ったのは?その場面どう感じた?
- もし自分が登場人物だったらどうする?どう感じる?
- 作者はどんな人だった?
この4つ目の「作者」について考えるのが、読書に関係なさそうで意外に思いました。
確かに作者がいつ生まれて、どんな経験をしたのか、とか考えるのは深い考察になりそう。
毎日少しでも書くこと
好きな本を写すのもいいそうです。
書けないならテンプレでもOK!
上手な文章を書くには
五感を使って文章を書く
いわゆる五感とはこちら。
- 視覚
- 聴覚
- 嗅覚
- 味覚
- 触覚
自分が何を感じているのか、意識することが大切!
気持ちを記号にしてから書く
言葉以外の方法を考えてみると、深く考察できるそうです。
心理学のテストみたいで、深いですね。
たくさん書いた後、削る
伝えたいところを残す、ということですね。
短い文にしようと思うと、本当に書きたいことが書けます。
作者の「はやみね かおる」さんとは
本の後半は、小説を書くコツをいろいろ教えてくれました。
存じ上げなかったのですが、小中学生にすごく人気の児童書作家だそうです。
『名探偵夢水清志郎』シリーズや『都会のトム&ソーヤ』シリーズが人気なんだとか。
三重県生まれで、元々小学校の教師だったそうです。
それを聞いて納得!
本の中で、感動する体験をするために
- 人を好きになってみる
- 小説やマンガ、映画やドラマをみる
- 何かに熱中する
ということをあげていてました。
確かにその通りだなあ。すごいいいこと言うなあ
熱い言葉に先生っぽさを感じていたからです。
まとめ
『めんどくさがりなきみのための文章教室』は文章教室という実用書でありながら、子ども向けとあって、スラスラ読みやすく、作者の「はやみね かおる」さんの子どもに対する愛情のようなものが感じられました。
ドラえもんのような楽しい主人公と猫の掛け合いストーリーで、ラストには救われたような気持ちも心を動かされました。
さすがですね。
私は、本の中に出てきた
文章には、書いた人の特徴が表れる。
いろんな書き方があって、正解はない。
という言葉が印象に残りました。
文を書くことに自信もないけれど、これからも自分なりに書いていきたいと勇気づけられました。
そして「はやみね かおる」さんの本をまた買って、小学生の子どもと読みたいと思います!
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