
お米一番多くつくってる国ってどこ?
といきなり小4の子に聞かれました。

タイ米とカリフォルニア米なら知ってる。
タイとアメリカ…?
調べてみたら、ぜんぜん違いました。ちーん。

日本国内も「あきたこまち」の秋田県? わからん
そこで、言われてみれば意外に知らない【世界と日本】お米生産量ランキングです。
料理とともにみてみましょう。
【世界】お米生産量ランキング
世界のお米生産量ランキングはこちら。
順位 | 国名 | 生産量(1,000トン)(2019年) |
---|---|---|
1 | 中華人民共和国(中国) | 209,614 |
2 | インド | 177,645 |
3 | インドネシア | 54,604 |
4 | バングラデシュ | 54,586 |
5 | ベトナム | 43,449 |
6 | タイ | 28,357 |
7 | ミャンマー | 26,270 |
8 | フィリピン | 18,815 |
9 | パキスタン | 11,115 |
10 | カンボジア | 10,886 |
日本 | 10,527 |
1位中国と2位インドでもう世界の半分を占めてます。
日本は10位以下!
2014年ではギリギリ10位だったのに落ちました。
ジャポニカ米とインディカ米の2種類あります。
日本で食べられるのはジャポニカ米ですが、インディカ米が世界では多いです。
3位までをみていきましょう。
1位:中国

やはり人口も世界一の中国。
お米の生産量も消費量もダントツ1位です。
たしかに中華料理には酢豚などおかずものも多いし、チャーハンや天津飯なども思い浮かびますね。
インディカ米が多いですが、国をあげて稲の種の開発にも力を入れているそうです。
「中国 米」とくれば、中国とアメリカの関係を思い浮かべて、なんか政府強そう…と勘繰ってしまいます。
2位:インド

人口も世界2位のインド。
お米の生産量も2位です。
南インドでは、カレーはナンではなくライスです。
昔インドに旅行行った時、日本のインド料理屋さんにあるシャモジみたいなナンは日本オリジナルってことに気づきました。
スパイスとお肉の炊き込みご飯である「ビリヤニ」もおいしいです。
3位:インドネシア

インドネシアが3位とは意外でした。
ちなみに、人口の世界3位はアメリカです。
やっぱ米ではなくハンバーガーなのかな。
人口の4位がインドネシア。けっこうインドネシア多いんですね。
何千もの火山島が集まってるので、土地も合わせるとけっこう大きいです。
インドネシアも米が主食です。
インドネシア料理といえば、「ナシゴレン」。
旨辛チャーハンのような感じ。
【日本】お米生産量ランキング
日本のお米生産量ランキングはこちら。
順位 | 県名 | 生産量(1,000トン)(2018年) |
---|---|---|
1 | 新潟県 | 63 |
2 | 北海道 | 51 |
3 | 秋田県 | 49 |
4 | 山形県 | 38 |
5 | 宮城県 | 37 |
3位までをみていきましょう。
1位:新潟県

新潟はたしかに米どころのイメージあります!
『コシヒカリ』のほか、2017年に出てきた新品種、『新之助』もトップブランド米だそう。
新潟料理はぴんとこなかったのですが、「のっぺ」というものがあります。
新潟の代表的な家庭料理で、里芋などの野菜の煮物です。
お正月など人が集まるときにはもちろん、年中通して食べるそう。
ご飯に合いそうですね。
米から作られるお酒、純米大吟醸の『久保田』も有名です。
2位:北海道

北海道と言えば、海鮮です!
サーモンにいくらにウニと、お寿司や海鮮丼でお米がおいしいです。
ジンギスカンもご飯に合う〜。
『ゆめぴりか』『ななつぼし』『ふっくりんこ』など北海道生まれのさまざまな品種があります。
北海道の広大な土地で稲作が行われるんですね。
牧場やラベンダー畑のイメージはありますが、田んぼのイメージはなかったので、第二位は意外でした。
3位:秋田県

秋田といえば、きりたんぽ鍋!
きりたんぽは、つぶした炊き立てのご飯を杉の棒に包むように巻き付けて焼いたものです。
秋田県を代表する米の品種『あきたこまち』のほか、『ひとめぼれ』や『めんこいな』などがあります。
令和4年には秋田米新品種の『サキホコレ』がデビュー☆
新人アイドルのようで楽しみです。
どんどん改良されていくのですね。
まとめ

世界のお米生産量ランキングベスト3は
- 中国
- インド
- インドネシア
日本のお米生産量ランキングベスト3は
- 新潟県
- 北海道
- 秋田県
でした。
世界はインドやインドネシアなど暑い地域、日本では新潟や北海道など寒い地域で、お米が栽培されているのが不思議に思いませんか?
もともと温かい作られていたお米が寒い地域でも作られるようになったのは、イネの品種改良のおかげです。
寒さに耐える抵抗力が強くなり、また味もよく、収穫量もとれるようになるという、大変な研究の成果です。
おかげで今のお米をいただけます。
農家のみなさんや、今までたくさんの米研究者の方たちに感謝しつつ、一粒一粒かみしめてご飯を食べましょう!
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