テレビ朝日系「林修の今でしょ!講座」特別講座の「東大生ランキング」が2021年5月4日に放送されました。
東京大学に通う現役東大生500人にアンケートを実施して、ランキング20を発表するこの企画。
今回のテーマは「勉強になるアニメ」でした。
アニメや漫画で勉強になるなんて最高!
アニメや漫画大好き♪
とても興味深かったので、第20位〜11位と第10位〜1位に分けてご紹介します。
第20位〜11位 東大生が選ぶスゴい「アニメ」
第20位〜11位 東大生が選ぶ勉強になるスゴい「アニメ」はこちら。
第20位:鬼滅の刃(完結)
鬼滅の刃です。
鬼にされた妹を人間に戻すため、鬼と戦う竈門炭治郎の物語。
2020年に映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」も大ヒットしました。
ストーリーもキャラも魅力的で素晴らしい作品です。
アニメも漫画もどちらも良さがあるんですよね。できれば実写化はしないでほしい…。
生活や身分制度など、時代を忠実に再現しています。
大正時代の紳士は帽子が常識で、成人の9割が帽子を着用していたそうですよ。
コミックは23巻で完結。
第19位:恋する小惑星
「恋する小惑星」と書いて「こいするアステロイド」と読みます。
地学部の活動を描いています。
石が忠実にキレイに描かれているのがポイント。
女の子たちも可愛い!
作者のQuroさんも高校時代、地学部だったそうです。
やはり作者さんの面白いと思う気持ちが伝わりますね。
第18位:ベルサイユのばら(完結)
ベルサイユのばらです。
王妃マリー・アントワネットの悲劇を織りまぜて描く、少女漫画の歴史的名作。
1979年に放送されたそうで、昔から大人気のアニメです。
もう宝塚といったら「ベルばら」という感じで有名ですよね。
アニメ中で使用されるクラシック曲も、ハイドンやバッハなど当時のものを使っていて勉強になります。
文庫でも全5巻で出ています。
第17位:鋼の錬金術師(完結)
鋼の錬金術師です。
19世紀の産業革命期のヨーロッパを題材に、錬金術が存在する架空の世界を舞台としたファンタジー。
壮大で人間味のある素晴らしい漫画です。
ダーク・ファンタジーがテーマで、けっこうハードな部分もあり胸を打たれます。
等価交換は物理で学ぶ質量保存の法則と同じで、そう言われればとハッとしました。
コミックは27巻で完結。
第16位:ちはやふる(完結)
ちはやふるです。
競技かるた部に所属する高校生・千早が日本一を目指す物語。
広瀬すずさん主演で映画化もされヒットしました。
アニメ実写化はけっこう残念なものも多いですが、こちらはよかったです!
ストーリーも素晴らしく、青春に泣けます。
百人一首の知識が身につきます。
これを学生時代に読んでおけば、絶対百人一首にハマっていたはず…!
競技かるたもこの漫画で初めて知りました。
世の中に、競技かるたの知名度をぐんと上げましたよね。
コミックは50巻で完結。
第15位:約束のネバーランド(完結)
約束のネバーランドです。
児院で育てられた子ども達が過酷な運命に抗っていく物語。
アニメが可愛いからこそ、残酷さが際立ってドキドキする子ども向けのような大人向けのような作品です。
浜辺美波さん主演で映画化もされました。
当たり前だと思っている価値観や前提が本当に正しいのか検証する考え方が勉強になります。
組織論について学べるという視点が、目からうろこでした。
コミックは20巻で完結。
約束のネバーランドは、漫画とアニメの内容がけっこう違います。
アニメはかなり端折られる感じ…。
個人的には、漫画のほうがオススメ。
第14位:進撃の巨人(完結)
進撃の巨人です。
圧倒的な力を持つ巨人と人間達との戦いを描いたダーク・ファンタジー。
いきなり巨人があらわれるという設定が、初めから衝撃的でした。
構図的にエヴァに似ているのかな?と思ったのですが、エヴァはもっと内面的よりです。
もちろんフィクションなのですが、民族の対立がテーマの1つになっているので、現実社会の戦争や紛争の勉強になります。
世界の問題を考えるきっかけにも。
思想弾圧など世界史にもつながる部分があります。
漫画の連載もついに終了して、大盛り上がりでした。
読者により感想が分かれるというのはいい作品ですね。
コミックは34巻で完結。
最終回まで読みましたが、もう一度初めから読みたくなりました…。
うまく作られた壮大な物語です。
漫画だと、登場人物たちの見分けもちょっとつきにくいです。
アニメだと巨人との戦闘シーンが見入ってしまう面白さがあって、進撃の巨人は漫画もアニメもどちらのよさを感じます◎
第13位:名探偵コナン
名探偵コナンです。
黒の組織によって少年化させられた高校生探偵・工藤新一が江戸川コナンと名乗り、組織の行方を追いながら数々の事件を解決していく推理物語。
「絶対こんなんウソや!」とつっこむ部分が多くありますが、現実的な科学トリックや雑学なども含まれており、エンターテイメントとして抜群のアニメ。
大人もファンが多く、子どもも大好きですよね。
登場人物がけっこう多くなってきたので、ちょっと難しくなってきました…。
トリックが思考力を鍛えます。
ちなみに私は『金田一少年の事件簿』派!
コミックが100巻越えますね。
第12位:ドラえもん
国民的アニメドラえもんです。
ドラえもんが勉強になるってほんまかいな
と思いましたが、ひみつ道具が現代の発明のヒントになって製品が生み出されているそうです。
たしかに「こんなこといいな♪できたらいいな♪」と想像することにより何かを生み出すきっかけになりそうです。
そして、ドラえもんの映画は毎回すばらしく、人間形成に役立ちそう。
第11位:呪術廻戦
呪術廻戦です。
「じゅじゅつかいせん」と読みます。
人間の負の感情から生まれる化け物・呪霊を呪術を使って祓う呪術師の闘いの物語。
たしかに漫画を読んでいて、作者・芥見 下々(あくたみ げげ)さんの注釈に、物理・化学のことを書いていたのが印象に残っています。
登場人物の呪術技が高度になっていって時空間の要素が出てくるので、読み進めるうちに理解が難しく感じるところも。
数学的な概念で、けっこう頭を使います。
0巻の映画化もすごくよかったです♪
第10位〜1位 東大生が選ぶスゴい「アニメ」
さて、残る10位の発表です!
第10位〜1位 東大生が選ぶ勉強になるスゴい「アニメ」はこちら。
第10位:文豪ストレイドッグス
文豪ストレイドッグスです。
文豪の名前を持つキャラクターが、特殊能力で悪の組織に立ち向かう物語。
太宰治や芥川龍之介が出てきて斬新な設定ですよね。
必殺技が「作品名」になっており、自然に文豪と代表作が覚えられます。
山手線 田端駅近くにある田端文士村記念館では、『文豪ストレイドッグス』とコラボ企画もしているそうです。
またいつか行ってみたいです!文学がグッと身近になりますね。
第9位:ゴールデンカムイ(完結)
ゴールデンカムイです。
明治後期のアイヌ民族の伝説の黄金をめぐる物語。
私は東北出身の友達2人におすすめされて読みました。
この漫画でアイヌ民族の生活をはじめて知り、興味深かったです。
ストーリーも抜群におもしろい!
冒険活劇なのでけっこうエグいシーンもありますが、和みの要素もあります。
アイヌ料理がおいしそうで食べたくなりますよ。
コミックは31巻で完結。
第8位:DEATH NOTE(完結)
名前を書いた人間を死なせることができる「デスノート」を使って犯罪者を抹殺し、理想の世界を作り上げようとする夜神月と、世界一の名探偵・Lたちによる頭脳戦。
「夜神月」と「L」の天才同士のやりとりがおもしろいです。
人が人を裁くという倫理や正義のあり方の問題も深いテーマです。
ドラマや映画化もしました。
コミックは12巻で完結。
第7位:もやしもん(完結)
もやしもんです。
肉眼で菌が見える農業大学の学生生活という、なかなかエスパーな設定です。
細菌の特徴をうまくつかんだ可愛いキャラとして描かれています。
ヨーグルトや醤油、ワイン、日本酒作りなど身近な菌についてすごく勉強になりました。
いい菌も悪い菌もあります。
細菌が肉眼で見えるとわかりやすい!
「醸す(かもす)」という言葉を覚えました。
農業大学や微生物の興味深い世界を覗き見ることができます。
コミックは13巻で完結。
第6位:新世紀エヴァンゲリオン(完結)
新世紀エヴァンゲリオンです。
大災害が起きた世界(2015年)を舞台に、巨大な汎用人型決戦兵器「エヴァンゲリオン」のパイロットとなった14歳の少年少女たちと、第3新東京市に襲来する謎の敵「使徒」との戦いの物語。
謎の敵という意味では、進撃の巨人に通じるところも。
エヴァ好き夫によると、全然違うそうですが。
聖書や神話のような世界観に基づいています。
コミックは14巻で完結。
エヴァンゲリオンに関しては、アニメの方が漫画よりいいです。
庵野秀明(あんの ひであき)監督のエヴァ映画が出るたび、すごい話題になりますよね。
私にはちょっと難解すぎるけど、映画は観に行きたい…!
(追記)ついに映画でシリーズ完結! 観に行ってきました。
第5位:ポケットモンスター
ポケモンです。
ポケモンマスターを目指す少年の物語。
1996年2月27日に発売されたゲームボーイ用ソフト『ポケットモンスター 赤・緑』が原点です。
それを題材にしたアニメもヒットしました。
メディアミックスですね。
劇場版ポケットモンスター みんなの物語はおすすめです。
ポケモンは技の名前に「電光石火」など四字熟語が登場します。
また、コイキングはギャラドスに進化しますが、中国の故事「登竜門」の鯉が龍に出世する姿を学べます。
- 蜥蜴(とかげ)を英語で「lizard(リザード)」=リザードン
- 鳩を英語で「pigeon(ピジョン)」=ピジョン
など英語由来のポケモンもあります。
世界的アニメポケモン(Pokémon)になった理由にそこもあるかもしれません。
ポケモン図鑑でことばを覚えたよ
第4位:銀の匙 Silver Spoon(完結)
農業高校に進学した主人公・八軒が酪農を学ぶ青春アニメ。
「鋼の錬金術師」の作者、荒川弘氏です。
幅広く素晴らしい作品を生み出して尊敬です!
2013年にはなんと農水省が主催する「コンテンツ・アワード・オブ・ジャパン・フード・カルチャー」を受賞。
農水省のお墨付きだとは…!
命についてなので重く深いテーマですが、子どもに読ませたい&見せたい漫画No.1です。
農業についても学べます。
コミックは15巻で完結。
第3位:キングダム
キングダムです。
中華統一を争う戦国時代を描く物語。
中国の春秋戦国時代を舞台にしていますが、グイグイ引き込まれるストーリーで、難しい世界をわかりやすく学ぶことができます。
中国出身の東大生も、
キングダムで知らなかったことを学んだ
と絶賛していたのが印象的でした。
第2位:Dr. STONE
Dr. STONEです。
ドクタースランプあられちゃんではありません。ドクターストーンです。
人類が石化して約3700年後の世界で科学少年・千空が現代の文明を取り戻していく物語。
動滑車や炎色反応など、入試にも出題される化学と物理がストーリー中に出てきます。
内容を聞くだけで難しそうですが、アニメや漫画ならわかりやすそうで観てみたいと思いました。
コミックは26巻で完結。
第1位:はたらく細胞(完結)
はたらく細胞です。
血液中の赤血球などを擬人化しその奮闘を描いた物語。
主人公は赤血球で、体内で起こる現象を擬人化した細胞なんてすごい発想です。
とっつきにくそうな細胞が親しみやすくなりますよね。
生物学の勉強になります。
細胞の描写はとても正確、と医療関係者も認めるほどだそうですよ。
漫画も6巻で完結なので、読めそうな気がします。
今、『はたらく細胞』の図鑑もすごく好評のようです↓
まとめ
東大生が選ぶ勉強になる「アニメ」ランキングベスト20でした。
東大生のアニメの見方がおもしろいと感じました。
しかし勉強するために漫画やアニメをみるというわけではなく、純粋に楽しむために漫画やアニメをみたいです♪
そして、自然に知識や見解を広められたらすばらしいですよね。
私は2位の『Dr. STONE』がおすすめされていなければ興味を持たなかったので、ぜひ読むか観てみたいと思いました!
(追記)その後『Dr. STONE』アニメと漫画読みました。
子供もどハマりですごいおもしろかったです!
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